第2回泡盛フェス@フィッシャリーナうみんちゅワーフ前 (文・沼田まどか)
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[公開・発行日] 2021/11/20
[ 最終更新日 ] 2021/12/21 - イベント告知
〜泡盛情報発信地としての北谷のポテンシャルの高さ〜
令和3年11月13日(土)に、北谷町にあるデポアイランドボードウォークで「泡盛フェスティバル」が開催された。昨年に続き、今年で2回目の開催となる。
このイベントは、一般社団法人デポアイランド通り会が主催し、デポアイランド内にある飲食店と沖縄各地の泡盛酒造所7社が当日限定のコラボメニューを提供するというものだ。
6枚綴りのチケットを3,000円で購入し、蔵元のブースでお酒や料理を注文する仕組みになっている。
関係者の一人、(株)REGICONの山城氏によれば、昨年は泡盛ブースだけでの開催だったが、2年目の今年は地元飲食店とのコラボに加え、パフォーマンスあり、キッチンカーありのスタイルに変更し、より幅広い客層に足を運んでもらえるようにしたという。沖縄県内全域と離島の蔵元がバランスよく参加しており、地域ごとの風味の違いを飲み比べられるのも魅力だ。
久々の集客イベントに登場した泡盛の女王が、1杯目にとおすすめしてくれたのは「残波」の即席サワー。ローズマリーの爽やかな香りが、潮風との相乗効果でいっそう美味しく感じられた。
ペアリング料理の選択肢にも、焼肉「天神」のもとぶ牛の煮込みや、中華の「赤とうがらし」焼きワンタンなど泡盛がすすむ本格的なメニューが揃っており、ほろ酔い気分でおなかも満たされる。
この日はあいにくのぐずついた天気だったが、会場には常時50名くらいの人手があり、場所柄か、小洒落たペット連れの地元客に混じって、外国人の姿も見られた。多様な消費者層に泡盛を知ってもらう接点としても、北谷はポテンシャルが高い街だ。
那覇からはちょっと遠いけれど、おひとり様の呑兵衛から家族連れまで、誰もが気軽に楽しめる北谷泡盛フェス。山城氏の話では、2022年には夏と冬の2回開催するという案が出ているそうだ。北谷から発信される泡盛のイベント情報に今後も要注目だ。
(文・写真/沼田まどかアジア局長)
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