沖縄産業まつりで3日続けての試飲巡り“後編”(文/嘉手川学)

   

沖縄産業まつり3日続けての試飲巡り“前編”はこちらより
沖縄産業まつり3日続けての試飲巡り“中編”はこちらより

さて、産業まつりの2日目である。今日もゆいレール壷川駅で降り橋を渡る。行く先は前日とは逆に右へ曲がり、川沿いの第4会場県産品展示即売・市町村コーナーへ向かう。実は今回の産業まつりでどうしても試飲したい酒があり、ホントは昨日のうちで行く予定をしていたのだが、あっちこっちのブースで試飲を重ねていくうちに気持ちが良くなり、本来の目的を忘れて目的のブースにたどり着くことができなかったのである。

うちの家訓には「同じ轍は踏まない」というのがあり、さすがに今日も試飲ばかりじゃぁ仕事にならないので、少し自粛しながら仕事をしようと思った。とはいえ、ボクの今回の仕事は試飲がメインなのでとりあえず轍を踏まないように気をつけて試飲をしようと思ったのだった(試飲は続けるのかい!!)。

2016_10-21-23_okinawa-industry-festival_tasting-tour_vol3_kamimura01

神村酒造の初垂れ。200本限定でシリアルナンバーまで付いていた。古酒になるまで置いておきたい1本。

そんなこんなで最初にお邪魔したのが神村酒造のブースである。今回、どうしても試飲したかった酒というのがここの「初垂れ…六十六度 守禮」である。産業まつり限定の酒で300ml入りが300本、一升瓶を200本用意しているという。ちなみに度数が66度なので税法上、造りは泡盛でも名称は原料用アルコールとなっている。

では、さっそく試飲。その前に、初垂れとは蒸留開始して最初の30分間で取れた希少な酒で、担当者によれば「これまでに3回造ったうち、1回目と2回目は一般的な101酵母を使用しましたが、今回、初めて当社独自の芳醇酵母を使用しているので、より甘みと香りが高いと評判です」という。口に含むと蒸留から瓶詰めしてまだ2ヶ月だというのに、66度とは思えないほど甘くまろやかでスっとノドの奥までいき、じんわりと旨みが胸の奥で広がっていった。香りも華やかで果実や花のような、馥郁(ふくいく)としており、このまま古酒にするとさらに美味しくなりそうな予感がした。ちなみに66度の初垂れを取ったあとの蒸留酒は樽に入れ育てているという。それも気になる酒である。
2016_10-21-23_okinawa-industry-festival_tasting-tour_vol3_kamimura03続いて「守禮44度 芳醇浪漫 2012年 甕貯蔵 720ml」。これまた44度とは思えないほど軽やかで飲みやすく、甘く芳醇な香りが口の中から胸の奥までしみていく。ただ、担当者によれば「66度の酒の後だから軽く感じるのかもしれないですよ」というが、やっぱりこの泡盛自体の甘く芳醇な香りと旨さが、強い酒のあとでもクイクイと飲めるのではないだろうかと思った。
2016_10-21-23_okinawa-industry-festival_tasting-tour_vol3_kamimura0266度と44度をさらにもう1杯ずつ試飲をしたあと、次の酒造所へ向かう。「66度と44度、ボクは合わせて110度の酒を飲んだのか」と、何の脈略もないことを考えながら歩いていると、お茶系飲料やリキュールを製造販売する琉球アジアン(うるま市)というブースを見つける。ここは泡盛をベースに南国のフルーツ果汁を使った低アルコールの「Okinawa COCKTAILシリーズ」販売している会社だという。沖縄産アルコール飲料ならなんでも試飲する予定だったので、さっそく試飲を開始。

まずは「シークヮーサー 果汁5% ALC 3%」。続いて人気の「マンゴー&パッション 果汁20% ALC5%」。そして今日が初のお披露目という新商品「グァバ&ピーチ 果汁10% ALC3%」。最後が観光客にも人気の「パイナップル 果汁10% ALC3%」。どれもちゃんとフルーツの味と香りがして、個人的にはパイナップルがおすすめのカクテルである。

ボトルもオシャレなオキナワカクテル。そのまま冷やしてすぐ飲めるので、アウトドアにもピッタリ。

ボトルもオシャレなオキナワカクテル。そのまま冷やしてすぐ飲めるので、アウトドアにもピッタリ。

だけど、今、そこで「110度」のアルコールを飲んだ舌ではどれも甘く感じられた。味と雰囲気がオシャレなのでどちらかというと若い女性やアルコールに弱い人向けになっていると思った。沖縄の会社らしくベースとなるアルコールは泡盛にこだわっており、しかも、それぞれ果汁に合う銘柄を使用していう。そういう意味ではこのカクテルは泡盛が苦手という人の入り口になるのかもしれないと思うと、「頑張れ!!」とエールを送りたくなったのである。オジさんとしては(ボクのことだけど)これはこれで美味しいのだが、コップに氷と泡盛を入れ、このカクテル割りにして飲んでみたいと思ったのだった。

続いて向かったのが新里酒造(沖縄市)。ここで試飲するのはもちろん「HYPER YAEST101(ハイパーイースト101 35度720ml」。現在、県内酒造所のほとんどが泡盛造りに使っている「101酵母」の中から、香りの良い泡盛を造る酵母を分離、選別して育種したという「101H(イチマルイチハイパー)酵母」を使用している。この酵母を使用する時は、もろみを通常より低温にし、ていねいに時間をかけることで泡盛の香味成分と旨味成分がより多く、バランスよく仕上がるという。さらに、減圧蒸留の原酒50%、常圧蒸留の原酒50%をブレンドし粗濾過仕上げにすることで、「101H酵母」の特性を最大限に生かした理想の味に仕上げたのだという。

泡盛101酵母から派生した芳香成分がアップした101ハイパー酵母の泡盛。泡盛らしい芳醇な味わいがある。

泡盛101酵母から派生した芳香成分がアップした101ハイパー酵母の泡盛。泡盛らしい芳醇な味わいがある。

期待に胸を躍らせながら試飲すると、その味わいは期待以上。華やかな香りが鼻腔を抜け、まろやかで濃密な甘さが舌の上を転がっていく。微かに吟醸香がして花や果実の香りも感じられ、35度とは思えないほどまろやか。フルーティーな香りはブランデーのようだという人もいるらしい、ボクはブランデー(高級なのは飲んだことないけど)よりもこっちの方が断然、美味しいと思った。

担当者によれば、飲み方は「前割りして、よく冷やして氷なしで飲むのが旨いですよ。寒い時は燗でもいけますよ」という。ボクは生のままでも旨いと思うが、やはり香りを活かした飲み方がおすすめなのである。さらに確認のためにもう一杯試飲して、余韻を楽しみながら次へと向かった。

続いて向かったのが昨日に続いて第2会場の商工会特産フェア「ありんくりん市」コーナーに出店するグレイス・ラムのブース(南大東村)へ。ここでは飲むたびに美味しく感じられる南大東島のラム酒の試飲である。

まずはグリーンのラベルの「COR COR AGRICOLE(コルコルアグリコール)40度720ml」。搾りたてのサトウキビジュースから作られているだけあって、飲み口は軽く甘くフレッシュな味わいがある。ちなみにアグリコールとは、サトウキビの絞り汁から作られるラム酒のことで、濃厚な自然の甘みと香りがある。

みどりのラベルはサトウキビジュースから造られたタイプ。フレッシュな味わいがする。

みどりのラベルはサトウキビジュースから造られたタイプ。フレッシュな味わいがする。

次は赤いラベルの「CORCOR(コルコル)」。これは糖蜜から造ったラム酒。糖蜜由来のスパイシーでスモーキーな香りがして味に厚みもある。ラム酒なのに泡盛のような黒糖焼酎のような風味が感じられる。コルコルの魅力は南大東島産のサトウキビを使い、添加物を一切しない無香料・無着色で仕上げているところにある。年々、美味しくなる味わいの進化には、造り手の努力が感じられる、それもこのラムの魅力でもある。県内外でカクテルに使う店も増えているというのもうなづける。

南大東島産のサトウキビの糖蜜から造った無添加無着色のコルコル。複雑な香りと味わいが楽しめる。

南大東島産のサトウキビの糖蜜から造った無添加無着色のコルコル。複雑な香りと味わいが楽しめる。

コルコルの2種類の25度もさらに試飲しラム酒を堪能。気持ちがほんわかしてきたのでのんびりいろんな出店を見ながらブラブラ歩いていると、同じ市町村コーナーに出店していた神谷酒造(八重瀬町)のブースがあった。おすすめはハイビスカス酵母を使っているという産業まつり限定ボトルの「はなはな 27度 500ml」。27度というわりにはすごく飲みやすく、飲んだあとにバナナのような独特な香りを中心に、フルーティーな華やかさが鼻の奥に広がっていく。27度にした理由をたずねると、この華やかな香りを活かすのが強すぎず弱すぎずの27度だったという。ハイビスカス酵母の特徴は、もろみの時から華やかな香りが漂っていることで、低温発酵と減圧蒸留することで香り成分を充分に活かしているという。

ハイビスカス酵母を使った泡盛。華やかでフルーティーな味わい。

ハイビスカス酵母を使った泡盛。華やかでフルーティーな味わい。

他にも産業まつり限定の秘蔵の蔵出し泡盛「十年古酒 南光 43度 600ml」がおすすめ。とんがったところが全然ない厚みのある味わいで、43度とは思えない甘くてまろやかな風味が、スっとノドの奥に落ちていく。南光の一般酒は個性的な味と香りで、どちらかといえば暴れん坊なイメージがあるけれど、それが10年経つことで暴れていた成分が熟成し、味と香りが見事に花開いたという感じである。飲んだあと、しばらくするとノドの奥から古酒の独特な熟成した香りが漂ってきて、一度に二度も香りが楽しめる古酒ファンにはたまらない味わい深さがあった。

暴れん坊だった南光の泡盛。10年寝かすことで、古酒らしい芳醇な香りとマイルドで滑らかな口当たりになる。

暴れん坊だった南光の泡盛。10年寝かすことで、古酒らしい芳醇な香りとマイルドで滑らかな口当たりになる。

今日はゆったりと試飲をしているので昨日と「同じ轍を踏まない」よう、酔いも心地よく、いい感じで取材ができている。続いては斜め向かいにある山川酒造(本部町)のブース。ここでは限定40本の「第四〇回 沖縄の産業まつり 限定特別古酒甕貯蔵古酒 44度 一升瓶」を試飲。

ボクが試飲したときは残りもう3本で、夕方までには完売しそうだという。完売すると試飲が出来ないと思い急いで試飲することにした。2006年蒸留したあと貯蔵し、2012年から甕に移して貯蔵。甕に入れたことでやわらかな甘みと香りのする古酒になっているという。角が取れた甘さがあり44度とは思えないまろやかさがあり、さすが古酒の美味しさでは定評のある山川酒造の旨さがあった。急いで試飲したのでもう一杯、じっくりと試飲を重ね、さらに他に準備されたすべての泡盛を試飲した。

続いて斜め向かいの崎山酒造廠(金武町&うるま市)のブースに行くと、明るい女子大生2人が艶やかなピンク色をした新しいタイプのお酒をすすめてきた。県内の現役女子大生7人でプロデュースしたハイビスカスエキス入り泡盛リキュール「Bis(ビス)8度 500ml」である。試飲をしてみると、華やかな甘い香りと甘過ぎないやや酸味のある味わいがいい感じ。若い女性の目線で造ったというだけあって、飲みやすくて若い女性はもちろん、意外とオジさんたちにも好評だという。

Bisを開発したメンバーの上園海さん(左)と二宮あみさん。笑顔が可愛らしい。

Bisを開発したメンバーの上園海さん(左)と二宮あみさん。笑顔が可愛らしい。

開発に携わった女子大生の中から、今回、上園海(うえぞのまりん)さんと二宮あみさんがブース内で販売のお手伝いしていた。2人に開発のきっかけを聞いたところ、「別のイベントで崎山酒造廠さんと関わったとき、若い人向けのお酒を造れないかと聞かれたので、マーケティングを学んでいる私と、農学部の二宮さんなど7名で関わることになったのです。メンバーには泡盛ジョーグーやお酒を飲めない人、お酒は好きだけど泡盛と甘いお酒が苦手な人などもいて、リアルな女の子の意見をまとめてネーミングや度数、風味や色、味にこだわりプロデュースしました」と上園さん。「そのまま冷やして飲んでもいいですが、ロックや炭酸割りでも美味しいので、これをきっかけに若い人が泡盛に関心を持ってくれるといいかな」と二宮さん。

若い人たちがすすめる泡盛リキュールの試飲で幸せな気分になりつつ、今度は本数限定「松藤 10年古酒 44度 720ml」を試飲。芳醇な香りとふっくらとしたコクと旨みがある、本格的な古酒らしい味わい。さらに「蒸留仕立て 101酵母 44度 720ml」も試飲。蒸留して44度に調整して瓶詰めしただけだという泡盛で、香りが強烈で味も口の中で暴れる、いわゆる暴れん坊な味なんだけど、味の奥にコクと旨みが感じられ、寝かせることで旨みや香りが花開く予感をさせる味わいである。他にも数種類試飲をさせてもらったけど、松藤シリーズはボクと相性がいいのか、どれを飲んでも美味しく感じられたのだった。

松藤熟成古酒10年。熟成した古酒ならではのふくよかな味わいが堪能できる。

松藤熟成古酒10年。熟成した古酒ならではのふくよかな味わいが堪能できる。

産業まつり限定商品。蒸留したばかりの香りが高く、新酒の力強さが味わえる。

産業まつり限定商品。蒸留したばかりの香りが高く、新酒の力強さが味わえる。

元気な女子大生たちと泡盛の話をしながら、華やかな泡盛リキュールとお気に入りの泡盛の試飲をしているうちに、なんだかだんだん気持ちがよくなってきた。それにしても、美味しい酒を飲むとなぜか心が穏やかになってしまうのだ、と思いながら向かいのブースの石川酒造場(西原町)へ。

ここでは今までに飲んだことのない「ドラゴンフルーツ梅酒 6度 720ml」を試飲。ドラゴンフルーツのお酒は初めてなので興味津々。泡盛梅酒をベースに色は鮮やかなワインカラー。カシスを加えていえるので甘酸っぱい味わいで、泡盛の風味と梅がマッチした泡盛梅酒の旨さも感じられ、スッキリとした味はロックがおすすめだという。続いてマンゴーを使った「琉球マンゴー梅酒 8度 720ml」。口に含むと濃厚なマンゴーの香りと甘さが際立つが、最後に泡盛梅酒の微かな酸味と旨さが味を引き締めている。そのままロックや炭酸割り、カクテルにもいいけれど食事のあとデザート感覚で飲めるのもいい。

泡盛梅酒の可能性を感じさせる2種類の梅酒。とにかく泡盛梅酒がおいしんだよな。

泡盛梅酒の可能性を感じさせる2種類の梅酒。とにかく泡盛梅酒がおいしんだよな。

2016_10-21-23_okinawa-industry-festival_tasting-tour_vol3_02

泡盛のおすすめは「玉友 甕仕込み 熟成5年古酒 30度 720ml」。熟成5年古酒には25度と30度、43度があるけど、今回は30度を試飲。香りが良くて生で飲んでも30度とは思えないほどクイクイ飲めるほどまろやかでマイルド。甕仕込みは管理が大変だけど、味が濃く感じられるという。甕仕込みの旨さを実感しつつ、ついでに25度と43度も試飲。どちらもベースの美味しさは変わらず、飲みやすい泡盛であった。
2016_10-21-23_okinawa-industry-festival_tasting-tour_vol3_03試飲を重ねてすっかり気持ちがよくなり、ついつい♪五月雨は~、みどり色~ か~なしくさせたよ~ 一人の午~後は~♪と、「初恋」を口ずさみながら斜め向かいの今帰仁酒造(今帰仁村)のブースへ。

するとそこには、おぉ、偶然にも村下孝蔵がCMに出ていた「美(うるわ)しき古里」が並べられているではないですか。その中から「美しき古里LEGEND 25度 720ml」を試飲。ステンレスタンクで3年間貯蔵した味わいはふっくらとした甘みがあるのにスッキリとした飲み口、ライトな古酒香が軽やかでしっかりとした旨みとコクも感じられる。それから「今帰仁の古酒 10年古酒 43度 360ml」も試飲。産業まつり限定だという。口に入れた瞬間フワッときたあと、じっくりと甘みとコク、旨みが口全体に広がり芳醇な古酒ならではの香りが鼻へ抜けていく。ノドの奥には旨みの余韻が感じられる。確認のために「10年古酒」と「古里LEGEND」をもう一度試飲。

ふっくらとしながらもスッキリとした味わいの美しき古里LEGEND。

ふっくらとしながらもスッキリとした味わいの美しき古里LEGEND。

「今帰仁の古酒」というシンプルなネーミングに芳醇な古酒の旨さが感じられる。

「今帰仁の古酒」というシンプルなネーミングに芳醇な古酒の旨さが感じられる。

試飲のお礼をいい♪ふるさとはいいなぁ~、ふるさとはいいなぁ~♪と口ずさみながら次の酒造所を目指してブラブラ歩いていたら、与那国島の与那国町商工会のブースで崎元酒造から出している「長命草酒 25度 720ml」を発見。

健康的な薬草のイメージがある長命草を焼酎に仕上げたところがすごい。

健康的な薬草のイメージがある長命草を焼酎に仕上げたところがすごい。

商工会スタッフによればこの酒は今年の4月に島内限定で販売し、今回、初めて本島へ持ってきたという。商品が生まれたきっかけは与那国島は特産品として長命草で町おこしをしており、いろいろな商品を造っている中から生まれたという。タイ米を発酵させたもろみの中に、二次仕込みとして生の長命草を入れて造った酒は、まろやかな口当たりで長命草の香りと微かにミントのような爽やかな香りも感じられる。スッキリと軽やかで飲みやすく、女性をターゲットにした商品だという。「葉っぱ一枚食べれば一日寿命が伸びる」といわれている長命草。試飲したのが葉っぱ何枚分かは知らないけれど、何となく元気になった気がしてきたのだった。

不思議なお酒を飲んで気分も良く次を目指していると、マンゴーワインで世界的なワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ2016」のフルーツワイン部門で世界最高金賞を受賞したうちなーファーム(糸満市)があるじゃないですか。

ボクは泡盛新聞で去年の産業まつりと島の酒を紹介する訪問記事で、2度ほどうちなーファームのフルーツワインを取材したことがあるので、金賞受賞は他人事のように思えず素直に喜んでいた。おまけに受賞したマンゴーワインは県産マンゴーを使用しているので嬉しさはひとしおである。ちなみにマンゴーワインはフルーツワイン4部門全てで最高賞を受賞し4冠を達成、マンゴー以外のアセロラやシークヮーサー、パッションフルーツのワインでも銀賞と銅賞を受賞したという。

親会社が山梨県にある日本最古のワイナリーなので、フルーツワインも本格的な美味しさ仕上げている。

親会社が山梨県にある日本最古のワイナリーなので、フルーツワインも本格的な美味しさ仕上げている。

というわけで4種類のフルーツワインを試飲。まずはパッションフルーツワイン(12度)。パッションフルーツの華やかな香りと酸味が特徴的で、果実の味がちゃんとするのにワインの味になっている。続いてシークヮーサーワイン(8度)。シークヮーサーのワインは発酵が難しいらしいがスッキリとした甘酸っぱさとシークァサー独特の青草のような香りがどことなく白ワインっぽさを感じさせる。次はアセロラワイン。これも酸味と甘味のバランスがよく、アセロラの味と香りがしっかり残りながらもワインとしての味わいが感じられる。そして、世界一になったマンゴーワイン。もう香りから美味しさが感じられた。マンゴーの香りと甘さは上品だがしっかりとアルコール感もあり、この県産マンゴーの美味しさが金賞への一助になったのではないかと思った。さらにもう一度、4種類の試飲をして次へと向かう。

今日もいろいろ試飲をして次へ向かう足元が若干ふらついているが、気分がいいので♪もっ~と勝手に、恋し~たり、もっ~とキスを楽しんだり~♪と口ずさみながら歩いていると、すれ違う人が不思議そうな顔でボクを避けている。実は、自分でも気がつかないうちに大きな声で歌っていたようだ。亡くなったオヤジもよく酒飲んだ帰りに歌いながら帰宅しており、酔うと歌いたくなるのは血筋なのである。

が、さすがに今は大声ではまずいので、気をつけながら小声で歌いつつ(歌うのかい!!)次の酒造所へ向かうと、龍泉酒造(名護市)のブースを発見。名護市を中心にした酒造所だが、最近、那覇でちょくちょく見かけるようになった。

ここは昔ながらの老麹製法で黒麹菌をしっかり米に根付かせた泡盛本来の香りのする、昔ながらの泡盛を造っている。おすすめは「龍泉GOLD 25度 720ml」。龍泉の一般酒と古酒をブレンドしたやわらかな口当たりで、古酒ならではの甘みと新酒のフレッシュ感、後味に微かな古酒香が感じられる面白い味。25度という度数も飲みやすくロックやストレートでも楽しめる。

昔ながらの製法の古酒をブレンドすることで、昔ながらの深みのある泡盛になっている。

昔ながらの製法の古酒をブレンドすることで、昔ながらの深みのある泡盛になっている。

続いて一般酒の「龍泉ブルー 30度 720ml」。まろやかで甘みがあり、伝統的な中に果実の香りが感じられる。昔ながらの風味豊かな味わいは寝かすことで芳醇な香りになるので、古酒になった時の旨さが期待できる味だった。

老麹を使った伝統的な製法による一般酒。粗濾過仕上げで泡盛らしい味わいになっている。

老麹を使った伝統的な製法による一般酒。粗濾過仕上げで泡盛らしい味わいになっている。

次に向かったのが伊江村の伊江島物産センターが出店している、イエラムのバー。ここで試飲するのは「イエラムサンタマリアゴールド 37度 720ml」と「イエラムサンタマリアクリスタル 37度 720ml」。どちらも伊江島産サトウキビの絞り汁から造ったアグリコールラム。ゴールドはオーク樽熟成で琥珀色になっている。まずはクリスタル。サトウキビの甘い香りとやや甘さのあるアルコール感がフレッシュな味わい。ゴールドは甘い香りの中に樽特有の花の香りが感じられる。味はクリスタルに比べ少し甘くマイルド。強い酒を飲み慣れた人には美味しく感じる。

伊江島産ラム酒・サンタマリアを使ったカクテル・カイピリーニャ。ライムとシロップの甘酸っぱいバランスがラムの風味とマッチ。

伊江島産ラム酒・サンタマリアを使ったカクテル・カイピリーニャ。ライムとシロップの甘酸っぱいバランスがラムの風味とマッチ。

試飲ではないけどイエラムを使ったカクテルの「カイピリーニャ」が美味しそうだったので思わず購入。ライムジュースとシロップを使ったカクテルで、モヒートのあとのカクテルとして世界的ヒットの兆しがあるという。ライムの香りがイエラムの香りを引き立てて、ライムの酸っぱさとシロップの甘さのバランスがよく、イエラムの風味も感じられる味わいである。イエラムカクテルで気持ちがよくなり、酔いもピークに達しそうである。

そして本日最後のブースがヘリオス酒造(名護市)。昨日も試飲したのだが、酔いが回りすぎて冷靜な味の評価ができななかったので再チャレンジ。ここではもちん「100%三年熟成古酒 くら 沖縄限定プレミアムゴールド 25度 720ml」。樽貯蔵で熟成されているのでマイルドで飲みやすい味わい。香りも華やかで樽特有の琥珀色で安定した美味しさがある。最後はオキカ(ICカード)かゆいレール(沖縄都市モノレール)の乗車券を提示すれば一杯もらえる「くらハイボール」。ボクはオキカを提示してゲット。

くらプレミアムゴールド。樽熟成による甘い香りとマイルドな味わいが人気。

くらプレミアムゴールド。樽熟成による甘い香りとマイルドな味わいが人気。

ほろ酔い気分を通り越し、かなりいい気分で産業まつり試飲巡りは終了したのだった。

ところで、ボクは今日、「昨日と同じ轍を踏まない」ことはできたけれど、確実に「違う轍を踏んだ」ことは間違いなく、昨日より気持ちよく帰途についたのだった。帰る途中、オキハム(読谷村)のことを思い出し、広報担当者を呼び出して「泡盛の合うおつまみはないか」と聞いたところ、いろいろ探してきてくれた。写真を載せるという条件で見本品を持って帰宅。後日、休みの日に昼飲みのつまみとして試したところ、確かに泡盛の合うつまみとしてピッタリの商品であった。

オキハムのおつまみシリーズ。ビールやワイン、洋酒といったいろんな酒類に合う。ちろん一番合うのが(ボク的には)泡盛だ(と思う)。

オキハムのおつまみシリーズ。ビールやワイン、洋酒といったいろんな酒類に合う。ちろん一番合うのが(ボク的には)泡盛だ(と思う)。

ひたすら飲んで終えた3日目の産業まつり。

3日目も壷川駅で降りてオリオンビールでノドを潤したあと、うりずん物産の豆腐ようを試食。その後、おさらいのために各酒造所を巡り再確認の試飲。すると、東京から沖縄移住した知人にバッタリ会い、同行して試飲巡り。その後は某所でみんなで持ち寄った泡盛やつまみで昼飲み宴会。そこでハイボールや泡盛をひらすら飲み続け、ボクの産業まつりの3日間は終了したのだった。

泡盛関連のイベントに必ずいる浜ちゃんをはじめ、昼過ぎからひたすら飲み続けた老若男女。いい感じで酔いが回り、しばし休憩の図。

泡盛関連のイベントに必ずいる浜ちゃんをはじめ、昼過ぎからひたすら飲み続けた老若男女。いい感じで酔いが回り、しばし休憩の図。

それにしても、3日間を試飲巡りして、チャチャッと原稿を書くつもりだったのに、酒を飲むと「後引き上戸」になるのと同じように、いつまでたっても書き終えきれない後引き文章になってしまったのだった。

長い文章のご清聴、あ違った。ご高覧ありがとうございました。

2016年度産業まつり潜入レポート

沖縄産業まつり3日続けての試飲巡り“前編”はこちらより
沖縄産業まつり3日続けての試飲巡り“中編”はこちらより
沖縄産業まつり3日続けての試飲巡り“後編”はこちらより

オキハムのご飯にもお酒にも合う缶ツマ風レトルトパウチ。泡盛のヤーヌミー(家飲み)にピッタリ。

オキハムのご飯にもお酒にも合う缶ツマ風レトルトパウチ。泡盛のヤーヌミー(家飲み)にピッタリ。

レバーペーストをフランスパンにのせて、ランチを兼ねて昼飲み。

レバーペーストをフランスパンにのせて、ランチを兼ねて昼飲み。

産業まつり3日目は武道館アリーナ棟で豆腐ようの新しい食べ方を提案しているうりずん物産の豆腐ようを試食。

産業まつり3日目は武道館アリーナ棟で豆腐ようの新しい食べ方を提案しているうりずん物産の豆腐ようを試食。

黒胡椒をかけるとどんな酒類にも合う。

黒胡椒をかけるとどんな酒類にも合う。

[PR]

関連記事

アーカイブ

更新情報

更新情報



プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

ページ上部へ戻る