【寄稿】泡盛の最新の研究成果を酒造所に報告「泡盛研究実用化検討会」開催(沖縄県酒造組合)

  • [公開・発行日] 2022/03/10
    [ 最終更新日 ] 2022/04/07
   

沖縄県酒造組合(佐久本学会長)は、泡盛関連の研究推進と研究成果の現場利用を促進する取り組みを進めている。令和4年3月4日(金)、泡盛醸造および泡盛研究に関係する機関が集まり「泡盛研究実用化検討会」をリモート形式で開催し、泡盛の研究機関から最新の研究成果を報告するとともに、これらの実用化について討議を行った。

発表会2

琉球大学農学部の外山博英教授は、令和3年度沖縄県産業振興基金事業「泡盛のブランドイメージ向上を目指した古酒化に関する調査研究事業」についての計画と進捗について報告した。本事業は、沖縄県酒造組合、琉球大学農学部、(株)バイオジェットにより進められ、古酒化に関する調査研究とともに酒造所での成果の応用を目指している。

講演では、蒸留後の泡盛が比較的短期間でも成分変化が起こっていることなど最新の研究報告とともに、令和4年度以降の研究計画について、今後、世界文化遺産登録を目指す上でもこれらの研究を進めることが重要であることを語った。

(株)バイオジェットの塚原正俊代表取締役は、泡盛醸造での重要な微生物「黒麹菌」について、遺伝子レベルで詳細な系統解析を行い、多くの黒麹菌株の関係性を明らかにすることで、泡盛醸造と黒麹菌の歴史に関する考察や、新たな泡盛黒麹菌株「琉古株」の確立につながったことを報告した。

沖縄国税事務所の相澤常滋主任鑑定官は、泡盛研究のトピックスとして、古酒の特徴を探る、仕次ぎの効用、3回蒸留製法の特長、海外の焼酎・泡盛評価、について最新の成果を報告し、今後、泡盛が目指すべき酒質の方向性について示した。

沖縄県工業技術センターの紀元智恵氏は、琉球泡盛再興プロジェクト(平成31-令和2年度)での取り組みとして、古酒の価値の明確化、一般酒製造ライブラリー構築、泡盛のポジショニングについての成果を報告するとともに、泡盛酒造所向けに作成した様々な醸造条件による泡盛標準試料について紹介した。

<<泡盛研究実用化検討会講演内容および講演者>>
〇沖縄県産業振興基金事業について計画と進捗
琉球大学農学部 外山博英 教授
〇黒麹菌の系譜の科学的評価と応用
(株)バイオジェット 塚原正俊 代表取締役
〇泡盛研究トピックス
沖縄国税事務所 相澤常滋 主任鑑定官
〇多様化するマーケットでの泡盛の価値を最大化する調査研究
 沖縄県工業技術センター 紀元智恵 氏

(寄稿/沖縄県酒造組合)

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