快挙!!泡盛フレーバーホイール完成!(沖縄国税事務所・県工業技術センター・琉球大学・沖縄工業高等専門学校)

   

平成29年4月26日(水)、沖縄国税事務所は、泡盛の香りや味わいについて、性質が似ているものがとなりあうように円形に整理した泡盛フレーバーホイール及び別表(泡盛の香味に関する品質評価用語体系表)の完成を発表した。
2017_04-26_the-awamori-flavor-wheel-was-completed01泡盛フレーバーホイールには円の内周に17用語(クラス)、外周に49用語(第1層)が納められ、さらに別表に50用語(第2層)が表現され、それぞれ内周(クラス)→外周(第1層)→別表(第2層)の順に、より具体的な表現になるように配置されている。
2017_04-26_the-awamori-flavor-wheel-was-completed02例えば、泡盛の香りの特徴の一つである甘さは、フレーバーホイール外周(第1層)にて「バニラ」「ドライフルーツ」「カラメル様」とさらに具体的に分類され、また、バニラに対しては、その標準見本(標準物質)として「バニリン」、カラメル様に対しては、標準見本として「ソトロン」が別表(第2層)に整理された。これにより、製造者、流通業者、消費者など立場が違う者の間でも泡盛の香りや味わいの表現に関する共通認識が持ちやすくなった。

2017_04-26_the-awamori-flavor-wheel-was-completed03今後は、泡盛フレーバーホイールをベースに、各銘柄ごとの酒質に関するレーダーチャートが作られたりと、消費者が泡盛を選択する際の有用な情報が増える効果も期待できる。

泡盛フレーバーホイールは、沖縄国税事務所、沖縄県工業技術センター、琉球大学、沖縄工業高等専門学校、泡盛酒造所に所属する専門家がワーキンググループを結成し、約1年間かけて完成させた。一部暫定的な項目も残されており、今後も改良が加えられることとなるが、今回の泡盛フレーバーホイールの完成により、豊かな香りと味わいに加え、エイジングによりさらに香味が変化する琉球泡盛の驚異のポテンシャルがより伝達しやすくなるという歴史的な瞬間を迎えたことになる。

泡盛フレーバーホイールおよび別表は、国税庁のホームページよりダウンロードが可能となっている。泡盛新聞においては、後日、泡盛フレーバーホイールについてさらに掘り下げて特集する。

参考:国税庁ホームページ
参考:求む!古酒香情報、第2回泡盛フレーバーホイール作成ワーキンググループ(沖縄国税事務所)
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