泡盛を含む「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録
- [公開・発行日] 2024/12/12
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2024年12月5日(木)、琉球泡盛を含む日本の「伝統的酒造り」が、国連教育文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。この決定は、12月4日(日本時間5日)に開催された第19回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において正式に承認されたことによる。
「伝統的酒造り」は、麹菌を用いて蒸した米などの原料を発酵させる日本古来の技術であり、その中でも琉球泡盛は沖縄独自の気候や風土に適した「タイ米」や「黒麹菌」を使用するなど、独特の製法が継承されている。 この度の登録決定に際し、沖縄県内の関係者からは喜びの声が上がった。
沖縄県酒造組合は、本登録を受けて、12月12日、13日に那覇市泉崎の新報ビル1階、及び19日、20日に那覇市久茂地のタイムスビル1階にて記念イベントを開催する。
今回のユネスコ無形文化遺産への登録により、泡盛の国際的な認知度を高め、マーケットをさらに拡げる大きな契機となること、また泡盛の伝統的な製法や文化的価値がさらに広く知られ、次世代への継承が促進されることが期待される。
内閣総理大臣メッセージ
我が国の「伝統的酒造り」が,このたびユネスコ無形文化遺 産に登録されたことを,心から嬉しく思います。「伝統的酒造 り」の保護・継承に尽力してこられた多くの関係者の方々に, 心からのお祝いを申し上げます。
「伝統的酒造り」は,杜氏・蔵人等が,こうじ菌を用い, 日本各地の気候風土に合わせて,経験に基づき築き上げてきた, 世界に誇れる酒造り技術です。
日本各地で人から人へと受け継がれてきたこの伝統的な技術 を守り,次の世代へ継承するとともに,今回の登録を契機に, 国内のみならず海外の方にも「伝統的酒造り」を知っていただ き,地方創生や海外への更なる展開にもつながるよう,関係者 の方々の取組を支援していきたいと思います。
令和6年12月5日 内閣総理大臣 石破 茂
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