メキシコシティで、バーチャル泡盛酒造所ツアー・試飲会開催(文・沼田まどかアジア局長/写・JETRO提供)

  • [公開・発行日] 2020/11/05
    [ 最終更新日 ] 2020/12/17
   

令和2年10月13日(火)、日本時間午前8時半(現地時刻、12日、午後18時半)から、JETROメキシコとJETRO沖縄の共催により「メキシコバーチャル酒造所ツアー・試飲会」が開かれた。

カクテル

沖縄から参加した酒造所は、久米島の久米仙、多良川、比嘉酒造の3社で、現地ディストリビューターのJFCMexicoが仲介を行った。

この企画は、メキシコシティにある和食レストラン「Kura」を会場に、オンラインで各酒造所のプレゼンを視聴してもらい、事前に輸送した泡盛のサンプルを用いて試飲会を行うというもの。

王朝

試飲会では、各酒造所の提案による食材を使った料理とのペアリングも行い、異なる酒質の泡盛を現地飲食店関係者や小売店バイヤーに PR した。

リモート

参加者の内訳は飲食店関係者9名、小売バイヤー1名、メディア8名の計18名。そのうち、11 名がメキシコ人、9 名が日本人であった。

時おり通話が途絶えるなどのアクシデントにも見舞われたが、参加者に対してGoogleFormを活用したリアルタイムアンケートを実施し、広く意見交換が行われた。

風景

飲食店勤務歴30年以上という地元男性は、「泡盛は初めて。非常に風味豊かで個性があり、美味しい」と絶賛。沖縄では一般的な「泡盛の水割り」についてどう思うかという問いに対して、別の男性は「ストレートでは風味が強すぎるが、水で割ることでさっぱりと飲める」と回答した。

「残波ゆずスパークリング」や泡盛ベースのカクテルは、女性陣からの高評価が目立った。

残あp

ビジュアル面では、多良川酒造の丸壺入り古酒に注目が集まり、価格にもよるが陶器のまま提供したいという声が多数聞かれた。

甕王朝

また、「久米島の久米仙」の定番商品のラベルが、現地のロトデザインを想起させるというメキシコ人ならではのコメントもあった。

久米久米

1万3千キロの距離を移動せずに商談ができるというのは、海外市場への足掛かりを検討する企業にとってはプラス要素が多い。商談会を通じて得たコネクションを活かし、テキーラやメスカルなどの蒸留酒文化の根付いたメキシコで、気軽に泡盛を飲める機会が増えていくことを期待したい。

(文・沼田まどかアジア局長/写・JETRO提供)

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