くみあわせ -沖縄の美味しいもの- vol.01 タイ料理×泡盛(文・岡山進矢東京支部長)

  • [公開・発行日] 2026/01/21
   

令和8年1月17日(土)、東京・恵比寿のタイ料理店「コンロウ恵比寿」にて、ペアリングイベント「くみあわせ -沖縄の美味しいもの- vol.01 タイ料理×泡盛」が開催された。

会場となったコンロウ恵比寿は、ポップでカジュアルな外観ながら、本格的なタイ料理を提供することで知られる人気店。
その料理とオキナワの食文化との親和性に着目したのが、株式会社たまいちコネクト代表の玉城久美子さんだ。

+くみあわせ_玉城さん

玉城さんは、沖縄出身。
現在は東京を拠点に、1級フードアナリスト、沖縄ライフスタイルアドバイザー、琉球料理の講師としても活動する“食のプロ”である。

今回のイベントは、泡盛にも一定の知見を持ちながら自身を「泡盛ガチ勢ではない」と位置づける玉城さんから、私(筆者)が共同主催の誘いを受けたことがきっかけだった。
玉城さんと共催でイベントを行うのは、2019年に四ツ谷で開催した「琉球料理と泡盛の会」以来となる。

今回私がコンセプトにしたのは「玉城さんが見つけてきた美味しいもの」と「沖縄の何か」を組み合わせる“ペアリングパーティー”というスタイル。
沖縄の何かは、食材や料理法に限らず、人や文化でもよいという自由度の高い設定とし、vol.01では泡盛をテーマに据えた。
イベント名の「くみあわせ」は玉城久美子さんの名前に由来しており、そのネーミングやビジュアルデザインも私が担当した。

+くみあわせ_シート

また、協賛として瑞穂酒造の協力を得て、当日は県外営業担当の本田賢一郎さんもスタッフとして運営に参加。
泡盛の案内役は筆者に加え、沖縄県本部町の人気店「てぃーだむーん」の女将・寺島万貴さんが務めた。
このほか、ハワイ産タロ芋を原料に鹿児島県・神酒造で製造されたタロ芋焼酎「KALO」がゲスト酒として提供され、プロデューサーの石川呂人さんが紹介役を担った。

タロ芋焼酎「KALO 黒麹 44度」を紹介する、プロデューサーの石川呂人さん。石川さんは日本酒の唎酒師でもある。

タロ芋焼酎「KALO 黒麹 44度」を紹介する、プロデューサーの石川呂人さん。石川さんは日本酒の唎酒師でもある。

会場規模に合わせ募集定員は20名に設定されたが、早期に満席となり、調整のうえ22名まで増席。スタッフを含め、当日は総勢26名での開催となった。
参加者は泡盛ファンや沖縄ファンが中心ながらも、「昨年初めて沖縄を訪れた」「高校の修学旅行以来」といった声もあり、沖縄との関わりは多様だった。

料理はヤムウンセン、パッタイ、カオマンガイなど、コンロウ恵比寿で通常提供されているオーソドックスなタイ料理をベースに構成。デザートにはココナッツアイスを用意し、多良間島産の粉黒糖をかけるアレンジが施された。

+くみあわせ_店内1

提供された酒は、泡盛が4種類と沖縄産のRUM、そしてゲスト酒の「KALO」。
ペアリングは料理1品につき1杯の酒を基本とし、ソーダ割り、水割り、ブレンド、熱燗など、提供方法を調整しながら料理との相性を探った。

また、瑞穂酒造からノンアルコールラム「KOKUTO DE LEQUIO Rum Alternative」が、客席の飲食店経営者から終売品の希少な泡盛がそれぞれ差し入れされ、嬉しいハプニングとなった。

かつて瑞穂酒造が台湾で製造していた蓬莱米使用の泡盛を差し入れしてくれた、新宿「台湾左記麺線」店主の佐久間梢さん。

かつて瑞穂酒造が台湾で製造していた蓬莱米使用の泡盛を差し入れしてくれた、新宿「台湾左記麺線」店主の佐久間梢さん。

今回のイベントでは、リアルタイムで質問やコメントを共有できるアプリを導入し、参加者の声をその場で紹介。
「タイ料理との組み合わせは初めてで面白かった。タイ米だからタイ料理に合う、といった要素はあるのか」といった質問も寄せられ、ペアリングの背景に踏み込むやり取りが行われた。

共同主催の玉城さんは「完璧なペアリングを提示するのではなく、参加者と一緒に最高の組み合わせを探すことを目的としている」と語り、イベントのスタンスを明確にした。

「くみあわせ -沖縄の美味しいもの-」は、今後も組み合わせるテーマを変えながら継続していく予定だ。
食と沖縄文化の新たな接点を探る取り組みとして、次回以降の展開にも注目して欲しい。

+くみあわせ_店内2

(文:岡山進矢東京支部長 / 写真:主催者・参加者提供)

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