星のや沖縄、泡盛尽くしの2泊3日「泡盛ディスカバリー」開始(文・古賀桃子九州局長)
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[公開・発行日] 2021/12/10
[ 最終更新日 ] 2022/02/18 - イベント告知
2020年7月に開業した「星のや沖縄」(中頭郡読谷村)は、12月1日から特別プラン「泡盛ディスカバリー」の販売を開始した。
このプログラムは2泊3日の滞在時間中、ホテル館内で琉球泡盛のユニークな飲み方を楽しむこととあわせて、長い歴史に裏打ちされた独自の文化、製法を有する琉球泡盛について体験的に学ぶフィールドツアーも盛り込まれている。
プログラムの進行イメージは以下の通り。
初日は15時にホテルにチェックイン。「泡盛インビテーションセット」でホテルがチョイスした泡盛を飲みながら泡盛の基本を学ぶ。
二日目は、午前9時より、鍾乳洞や泡盛酒造所で泡盛の起源に迫る「泡盛ジオガイド」に参加。
「泡盛ジオガイド」では、美味しい泡盛を造る上で欠かせない水源の背景を体感するために、ホテルから車で20分程の琉球石灰岩で造られた鍾乳洞「CAVE OKINAWA(ケイブオキナワ)」を見学。
鍾乳洞といえば、高低差があって滑りやすいイメージがあるが、CAVE OKINAWAはスニーカーやサンダル履きでも安全に歩けるような歩道が整備されているため、体力に自信がない方でも安心して参加できる。
鍾乳洞を見学した後は、沖縄を代表する酒蔵の一つ神村酒造へ。地下に流れる琉球石灰岩に由来する豊富な水が、美味しい泡盛に直結していることをリアルに感じ取ることができる。
蔵に到着すると、まずは試飲スペースに通されてウェルカムドリンクとしてもろみ酢などの飲料がふるまわれる。
その後、酒蔵や泡盛造りの概要を紹介する動画を鑑賞し、実際の製造場に移動。
一つ一つの製造設備を見学しながら泡盛の製造工程の詳細を聞く。
最後に再び試飲スペースに戻り、プログラム参加者限定のオリジナリティあふれるつまみとのペアリングを楽しみながら、神村酒造の泡盛を炭酸割り、琉球グラスのおちょこ、ちぶぐゎ等で試飲する。
これらフィールドツアーでのさまざまな体験を踏まえ、ホテルの滞在中には洗練された飲み方を存分に堪能することで、「泡盛について”飲んで楽しいお酒”ということだけでなく、起源や製法といった本質的なところまでお伝えしたい」と担当ホテルスタッフは語る。
昼食はお好みとなるが、夕食は、ホテルに戻り、客室にて泡盛の特性を活かした鍋料理を味わう。
21時、プライベートBarで泡盛とスイーツのペアリングを堪能し、3日目の朝を迎える。3日目12時チェックアウト。
本プランを発表したのち、早速、全国各地から「泡盛のユニークな飲み方を体験してみたい。」といった問い合わせが増えているとのことである。
「今後も、当ホテルだからこそ表現できることを突き詰めながら、春夏秋冬それぞれに魅力的な発信をしていきたい。いずれは琉球王朝時代になされていたような、泡盛の古来の飲み方も体験いただけるよう掘り下げたい。また、酒造ごとの特徴や理念も、体験機会の提供を通じて発信したい。」とこれからの展開イメージも膨らんでいるようだ。
同ホテルについては、読谷村の風光明媚な海岸線や、やちむん、花織(はなうい)といった文化財をはじめ、沖縄県内のさまざまな文化資源を随所に取り入れていることはもとより、スタッフが自ら沖縄県内の歴史・文化をさまざまなキーパーソンたちと連携しながら掘り下げ、独自のプログラムとして造成しているさまが特徴的だ。
「泡盛ディスカバリー」実施期間は2月28日まで。
■泡盛ディスカバリー」詳細(星のや沖縄HP)
https://hoshinoya.com/okinawa/experience/awamoridiscovery/
(文・古賀桃子九州局長)