東京都杉並区にある「沖縄タウン」の外れ、住宅街の一角にポツンと明かりを灯す「沖縄食材×バル YANBARU(ヤンバル)」。
同タウン内で営業する3つの系列沖縄料理店の末っ娘で、沖縄食材から産み出される洋食とお酒とのマッチングの妙に定評のある人気店だ。
店構えも店内の雰囲気も一般的な沖縄居酒屋とは一線を画しているため、「沖縄」を求めて訪れる客以外にも気遣いがなされたドリンクメニューが並ぶ。
とはいえ、泡盛好きもしっかり楽しめるように考え抜かれたラインナップはさすがだ。
シリーズ第二回目は、その「沖縄食材×バル YANBARU」の店長兼料理人・野崎由梨子さんに、このコロナ禍でも“モテモテの銘柄5選”を紹介してもらった。(順不同)
尚、今回はその銘柄に合わせて楽しんで欲しいお料理メニューも、一緒に選んでもらった。
暖流 YANBARUオリジナルボトル(神村酒造)
お店にとって、洋食に合う暖ボール(暖流のソーダ割り)はかかせない。
定番の乾杯酒であると同時に、沖縄目的でない客にとっての入り口となっているお酒だ。
「イラブチャーのフィッシュ&チップス」と合わせてみて欲しい。
豊見親(宮の華)
泡盛初心者にもベテランにも喜ばれているという“宮古島限定”酒。
水割りのあとストレートで、などバリエーションをつけて楽しんでもらえる。 県産チーズや生ハム、琉球伝統菓子など8種のおつまみが並ぶ「沖縄オードブルプレート」と一緒にじっくり味わって欲しい。
美ら蛍(米島酒造)
バランスが良い味わいとフルーティーな香りが、若い女性客に喜ばれている。 水割りやソーダ割りにして、より爽やかに。
「沖縄旬魚のカルパッチョ」との上品な相性を楽しんでみては。
赤の松藤 黒糖酵母仕込み(松藤)
常連客のリピート率が高い人気銘柄。黒糖酵母仕込み特有の口当たりの良さと甘さが、泡盛初心者にも優しい。 ロックがオススメで、氷が溶け少し度数が下がった飲み口と「セイイカのフリット」のバルサミコソースがベストマッチ。
珊瑚礁5年35度(山川酒造)
力強くシャープな味わいが人気だという銘柄。
度数高めな古酒の良さを「西表島産 琉球イノシシの炙り」にぶつける合わせ方が最高。
「あと、青い瓶のお酒はお客さんの反応が良いです。」(野崎店長)
(文・写/岡山進矢東京支部長)
沖縄食材×バル YANBARU(ヤンバル)
東京都杉並区和泉1丁目10-10( 050-5461-4338)
※現在は短縮営業中。営業時間はご確認を。