「RYUKYU1429」が切り込む海外市場

  • [公開・発行日] 2021/07/26
    [ 最終更新日 ] 2021/09/04
   

RYUKYU1429 株式会社 (那覇市・小川潤代表)は、欧州10カ国で配給されている自社泡盛ブランドRYUKYU1429(商品「MIZU」「TSUCHI」「KAZE」)の公式ホームページ等での国内販売を開始した。

RYUKYU1429

RYUKYU1429は、琉球泡盛の本格的な世界展開による新たな需要拡大を目指すことを目的とし、2016年より官民一体でのプロジェクトが始動。

同年、沖縄総合事務局経済産業部による「沖縄ハブクラスター事業」の一環として、忠孝酒造株式会社、瑞泉酒造株式会社、株式会社久米島の久米仙の3酒造所と、株式会社Blueship沖縄との間で連携協定が結ばれた。

銘柄は、琉球王国の建国年(1429年)にちなんで「RYUKYU1429」と命名された。およそ 600 年前に誕生したとされる琉球泡盛を世界に向けてアピールするフラッグシップ・ブランドに育てる想いが込められている。

泡盛が世界中のバーシーンで採用されることを想定し、見た目にもこだわった。ボトルは、イタリアのガラス工房で欧州規格(内容量:700ml)に適したオリジナルデザインで製造し、表記はアルファベットで統一。商品の顔とも言える表デザインには、琉球泡盛文化を伝承する甕のモチーフを施した。

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また、カクテルベースとして世界中で広く親しまれている高アルコール度数の蒸留酒を参考に、アルコール度数は43度を基準としている。

琉球泡盛の伝統的な製法や味わいはそのままに、ヨーロッパやアメリカのスピリッツ市場にも馴染むビジュアルで、認知度向上を図る考えだ。

2019 年には欧州規格に適した製品「MIZU(久米島の久米仙)」「TSUCHI(忠孝酒造)」「KAZE(瑞泉酒造)」が完成し、アイスランドとオランダに向けた輸出を開始。

翌年には、 イギリス、スペイン、イタリア、スウェーデンなどの市場も開拓し、現在はヨーロッパ 10 カ国での配給が可能となっている。4 社が連携し、各国トップクラスのバーやレストランを一軒一軒回り、担当者と顔を突き合わせて試飲をしてもらう営業活動が徐々に実を結んだ形だ。

現在は、英国バーテンダー協会(UK Bartender’s Guild)や、英国ソムリエ協会(UK Sommelier Association)ともパートナーシップを結び、業界のプロフェッショナル向けのセミナーや試飲会を定期的に開催している。また、各国の輸入配給会社との直接取引により、オランダやギリスに物流拠点を整備し、ヨーロッパ各地への迅速な商品供給も可能になった。

世界の第一線で活躍するバーテンダーやソムリエたちに、琉球泡盛の新たな体験と味わいを広げる活動に、今後も期待が持たれる。

(文・沼田まどかアジア局長)

■ 販売所

忠孝酒造株式会社 くぅーすの杜 忠孝蔵、オンラインショップ(https://chuko-online.com/)
株式会社久米島の久米仙 本社、オンラインショップ(https://k-kumesen.biz/)
瑞泉酒造株式会社本社、オンラインショップ(https://shop.zuisen.co.jp/)

■ 海外配給状況

2018年 アイスランド
2019年 オランダ
2020年 スウェーデン、スペイン、ポルトガル、イギリス
2021年 イタリア、ドイツ、フランス、スイス、香港

■ 会社概要

商号:RYUKYU1429 株式会社
代表者:代表取締役 小川 潤
所在地:〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地 2-22-12 久茂地 UF ビル
設立:2020年4月
事業内容:卸業 資本金 600 万円
URL:http://www.ryukyu1429.com/japan

■ 問い合わせ先

RYUKYU1429 株式会社 メール:contact@ryukyu1429.com

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欧州で泡盛を売る話を聞いてみた(前編)

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