八重泉酒造樽原酒買取、クラウドファンディングを利用し3日で達成!

  • [公開・発行日] 2019/04/08
    [ 最終更新日 ] 2019/05/22
   

平成31年4月5日(金)、司法書士で酒類販売免許ももつ伊藤薫さん(大阪府在住)が、クラウドファンディングを利用し樽貯蔵の泡盛原酒をひと樽分買い取るプロジェクトを公開。3日で180名超の支援者を集め、目標資金200万円をスピード調達した。

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伊藤さんは、マイスター技能競技大会でも受賞歴を持つベテランの泡盛マイスターでもある。大阪を中心に定期的にテイスティング会を催し、一昨年には酒類販売免許を取得し久米仙酒造(那覇市)からオリジナル銘柄を発売するなど、日々精力的に泡盛を盛り上げる活動を続けている。

今回伊藤さんが目をつけたのは、八重泉酒造(石垣市、座喜味盛行代表)が所有するホワイトオーク樽「ナンバー233」。43.4度の泡盛原酒が詰められ、11年間貯蔵されている。伊藤さん自らが石垣島まで足を運び、複数の樽貯蔵泡盛原酒を試飲した中から個性豊かなこの樽を選んだ。製品名としては「ToRETOUR CASK」として支援者に配布される予定だ。

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泡盛に関しては、ウイスキー等との混同をさけるため、色をつけすぎてはならないという決まりがある。そこで、一般的に樽貯蔵された泡盛は、製品化前に加水されたり、無色の泡盛とブレンドされたりして色の濃度調整が行われる。もしくは、食物繊維などを加えて、色の濃さに規定のないリキュールとして販売されるが、その場合も数種類の樽酒をブレンドすることが通常で、個別の樽の特性そのままのいわゆる「シングルカスク」商品は珍しい。

今回「ナンバー233」からは、約300本(720ml瓶)が作られる。製品化に際し加水や他の樽酒とのブレンドはしないものの、色が濃すぎるため、食物繊維の添加が行われ最終的にはアルコール度数が40度前後のキュールとして製品化されることとなる。

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今回使用したクラウドファンディングプラットフォームはサイバーエージェントグループのMakuake(渋谷区・中山亮太郎代表)。

プロジェクト名は「沖縄石垣島で11年熟成した樽酒を一樽大人買いして一期一会の感動を分かち合いたい!」。
(参考)プロジェクトURL https://www.makuake.com/project/awamori-meister/

支援コースは、2,700円から15万円まで11種。それぞれの支援に対し、ToRETOUR CASKやイベントを主催する権利などのリターンが設定された。

なお、本プロジェクトには、泡盛新聞東京支部長岡山進矢もプロジェクトクリエイティブディレクターとして参加した。

問い合わせ先は、泡盛マイスターいとう事務所(〒541-0043 大阪市中央区高麗橋一丁目5番14号)TEL:06-6231-8775(伊藤)

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