“9月4日は古酒(クース)の日”古酒飲み比べイベントを開催(沖縄県酒造組合)
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[公開・発行日] 2017/09/05
[ 最終更新日 ] 2017/09/12 - 飲む
沖縄県酒造組合(玉那覇美佐子会長)は、平成29年9月4日(月)、久茂地タイムスビルにて、古酒(クース)の日のイベントを開催した。県内46酒造所の泡盛古酒を試飲販売。その他、泡盛古酒が3杯飲める1,000円のチケットも販売し、多くの人が気軽に古酒を楽しむ機会とした。
古酒(クース)の日は、平成11年9月4日(土)に、泡盛百年古酒実行委員会(知念博委員長)が開催した第1回泡盛シンポジウムの中で、「いにしえの先人が遺した泡盛文化を世界へ向け発信し、普及・伝承に努めるとともに子々孫々の世界平和に貢献する」ことを目的とし、宣言されたことを始まりとする。
その後、県内各地で9月4日前後に、古酒にまつわる様々なイベントが開催されることとなった。
(醸界飲料新聞第128号「古酒の日」宣言!百年古酒実行委がシンポ(平成11年11月30日)はこちらより)
<宣言>
琉球泡盛は600年の歴史を有する名酒なり。長い長い年月の間(トゥシチチヌイエーダ)、貯蔵・熟成させた泡盛クースは飲み交わすたびに汲んだその分量だけを仕次ぎをし、古えより珍重されて来たものなり。今、漸(ようや)く県民が、えも言われぬそのまろやかさ美味しさ再認識し、各人がクースづくりを行っていることは、デージナイイクトゥ、至極ユルクバシークトゥヤン。
おお!クースはわが大琉球の極致の宝なり、ああ、賢人になろう。その伝統的な貯蔵法を引き継いでいこう。楽しみながら守り育てて行こう。未来の友人に大いなる遺産を残してあげようじゃないか。
「我が沖縄にクースあり、クースに600年の深みあり」。
太平の御世に育つものなれば、全ての人々が争い事を捨て、一意専心クースを育てよう!クースを持って萬国津梁の民たんらんことを提言し、茲に毎年9月4日を「クースの日」と定め、内外に向かい厳かに且つ高らかに宣言します。「四」を「ス」とするのは、これ即ち「泡盛の神様」の命によるものなり。
1999年9月4日
泡盛百年古酒元年実行委員会
顧問 仲村征幸