泡盛業界から初参加~日本酒造組合中央会で第18回通常総会~(昭和46年7月30日)

   

復帰後は温かく迎えよう

1971_7_30_18th_general-meeting-of-the-japan-sake-central-union_first-participation-is-awamori-trader日本酒造組合中央会の第18回通常総会が去る6月9日より熊本市民会館で開催されたが、今回からは琉球泡盛業界からもオブザーバーとして総会に出席、総会の雰囲気に上気する場面もみられた。

組合員、醸友会員併わせておよそ3千人を集めて開かれた同総会には大蔵、農林大臣代理に政務次官が、国会議員16名、県知事、熊本国税局長以下数名がそれぞれ来賓列席したが、審議に入り、第3部会では、各メーカーが販売高に対する1升につき10円の積立をして80億円貯め、年1回の酒まつりを大々的に挙行しようとの提案があり、又酒まつりに反対ではないが、PR面が古臭く、もっと酒のイメージを若返えさせるべきだとの地方メーカーよりの意見が出るなど、積極的な論議が交わされた。

今度の総会にオブザーバー出席した業者は、崎山琉球酒造組合連合会会長、比嘉まさひろ社長、玉那覇瑞穂社長、宮里酒造(小禄)社長、上原酒造社長の5氏だが、石川彌八郎日本酒造組合中央会会長から、吾が沖縄の業者紹介がなされ、「復帰後は沖縄の泡盛業者を温かく私共の中央会に迎えましょう。」とあいさつ、割れるような拍手に迎えられ、演だんに立つ崎山会長は、「戦前から戦後にかけて沖縄の業界は荒波にもまれて来ましたが、復帰後は私共沖縄の業者を温かく迎え入れて下さい。そして共々頑張っていきましょう。」と按拶した。

醸造器機展も賑わう

日本酒造組合中央会の第18回通常総会と平行して行われた酒造用機器展示会は市民会館より徒歩で約3分位の熊本城内で催さ割れた。瓶詰機、洗瓶機、各種ポンプ、醪(もろみ)タンクなど各種機器が展示され賑わった。

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