平成28年11月19日(土)、20日(日)の両日、宮古島市民球場屋内練習場及びその周辺施設にて、第39回宮古の産業まつり(主催・同実行委員会)が開催された。泡盛酒造所からは、多良川、宮の華、菊之露酒造がブースを構えた。
まつりは、宮古島商工会議所会頭で同まつり実行委員会会長の下地義治氏の「宮古の特産品に触れ、その品質の良さを再認識してほしい」との挨拶よりスタート。
泡盛ブースで最も目を引いたのは、宮古島で発見された宮古島原生酵母仕込みの泡盛「MY17」とその古酒や、本年度の泡盛鑑評会において県知事賞を受賞した「久遠43度」、そして販売30周年目を迎えた「琉球王朝」を展示販売した株式会社多良川のブースである。
MY17は、環境省が実施した、宮古島でサトウキビの廃糖蜜からバイオエタノールを得る実証事業(エコ燃料実用化地域システム実証事業)の過程で発見された優良酵母を、多良川の技術で商品化した泡盛で、甘みを感じさせる成分である4VG(バニラ様の香りの元)が通常の6倍以上含まれているとして当時話題になった泡盛である。
この度の産業まつりでは、その古酒が限定販売されたが、試飲させてもらうと、その味は噂にたがわぬ、甘く、まろやかな特級の古酒となっていた。一方、一年酒として販売されていたMY17は口に含んだ瞬間に「古酒?」と思わせる甘さがあるが、次の瞬間に泡盛独特の力強さ、そしてもろみのほろ苦い余韻が残る味の三重奏状態。思わず「凄い!」と口走らざるを得ないほど、過去の泡盛との違いが明確な絶品となっている。
宮の華のブースにおいては、飲み口のやわらかさに定評がある豊見親(とぅゆみゃ)、力強さも備えた華翁(はなおきな)、熊本県産米で醸したうでぃさんの酒を中心に人気を博していた。
関連記事
最近の投稿
アーカイブ
- open2024年(34)
- open2023年(53)
- open2022年(50)
- open2021年(38)
- open2020年(60)
- open2019年(66)
- open2018年(83)
- open2017年(110)
- open2016年(111)
- open2015年(56)
- open2014年(5)
- open2013年(38)
- open2008年(4)
- open2007年(12)
- open2006年(12)
- open2005年(11)
- open2004年(12)
- open2003年(12)
- open2002年(12)
- open2001年(12)
- open2000年(12)
- open1999年(12)
- open1998年(1)
- open1986年(1)
- open1980年(1)
- open1972年(55)
- open1971年(54)
- open1970年(45)
- open1969年(29)