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アーカイブ:2001年
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「節酒令」の羽地朝秀の屋敷跡~玉那覇有祥氏宅の西隣りに~
「節酒会規約」なる珍しい文書を見つけた。持ち主は那覇市樋川で辯護士(弁護士)を営む島田良安さん。島田さんは旧久志村大川(現名護市)の出身で母方の実家に保存されていたもの。第1条から第13条まであって「大正8年2月1日ヨリ… -
34年前の移出数量の4倍~九州の焼酎も多量の貯蔵酒~
今、琉球泡盛が確実にその売り上げ数量を伸ばしつつある。小紙創刊当時の三四年前の年間総移出数量は6300kl(3万5000石)を上下していたのであるから約四倍の伸び率である。即ち34年後の平成12年の総移出数量は21976… -
泡盛のんで新聞記者退治~なーんだシマーグヮーかよ~
近頃、家で独酌を楽しむ時に思い出す人々がいる。遠い昔日のことであるが、この方々の口から直接拝ちょうしたお言葉は忘れることができない。「仲村君、旧盆に仏壇にお供えしたバナナあれねー、ミキサーにかけて泡盛と混ぜるとうまいクー… -
壷が飲んで酔っ払う~ウフソウ壷は即刻換える~
前号(2001年8月号)でクースづくりの絶対条件は壺の厳選であると説いた。そして昔の沖縄での壺の多用途についても述べた。だから外来の年代ものの壺ほどその道の専門家や泡盛メーカーに鑑定させたほうが無難である。同時に近作の壺… -
クース作りは容器の厳選から~度数は高い程香芳しい~
クースづくりの第1番目の絶対条件は壷の厳選である。これを誤ると不味いクースに出来上がってしまう。年代を重ねていくうちに容器臭(現在は容器香という)が出てきて、現代の嗜好にマッチしない味になる。いうところのカーミカジャー(… -
ミスガーミ(味噌甕)だった古酒甕~漏れと脱臭を厳選しよう~
去る4月のユカルヒ(吉日)に自宅床下に貯蔵してあるクースガーミ(古酒甕)たちを庭先に並べて周囲をキレイに拭いて『日光浴』をさせた。実に久しぶりであった。ついでにクースにうるさい酒友5人を招いて一緒に味見をしたのであるが、… -
気配り日本一の福島県人~『泡盛男』長谷川英一郎さん~
長谷川英一郎という東北福島のご出身で、元衆議院の沖縄及び北方問題に関する特別委員会の責任者だった人から、去る4月14日にご丁重なお便りと『玉稿』が届いた。久しぶりである。この人、現役時代は衆議院の『泡盛男』といわれた方で… -
ご存知やんばる島酒の会~各家庭の床の間にクースを~
山原島酒之会なるグループをご存知であろうか。1998年9月に発足しているこの面々、只者ではない。メインスローガンに曰く「山原のすべての家庭の床の間にクースガーミを」ときた。メンバーは名護市立中央図書館の島袋正瓶(いや失礼… -
“酒無しデー”に泡盛飲む~明け方まで記者と共に~
“酒無しデー”に泡盛飲む~明け方まで記者と共に~〔2001年3月号のつづき〕当間重剛さんが公職を退いて晩年沖縄赤十字社の常務をしていた頃には、ちょくちょくこの人を訪ねては、古酒談義に花を咲かせたり、人生の教えを乞うた。或… -
泡盛業界の大恩人です~“酒仙”の行政主席、当間重剛大人~
当間重剛という偉い人物がいた。那覇市長を経て、1956年11月11日~1959年11月10日まで琉球政府の第二代行政主席(沖縄県庁調べ)を務めた人間である。大方の沖縄人が輸入ウイスキーを飲んでいた時代にあって、独り泡盛だ…