アーカイブ:1972年
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琉球泡盛はその広い用途で重宝がられ、琉球料理、香味ひきたてに、固い肉を柔らげる等いろいろ用いられているが、中華料理にも泡盛が使用され、その真価を発揮している。中華料理にはもともと焼酎を使用するのが最適だと云われていたが、…
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去る3月15日、日米両国政府は沖縄返還協定の批准書の交換を終了したが、その後首相官邸での祝宴には沖縄の泡盛で乾杯すると云う、文字通り沖縄返還にふさわしい雰囲気だったと云う。去る3月24日、仲吉良光氏から玉那覇有義(沖縄酒…
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与那国島は石垣空港から飛行機では25分間の所要時間のところである。一時、南方貿易で与那国ブームを巻き起こした当事は5,000人余の人口を擁し華やかだった同島も、今はひっそりとした静かなたたずまいの半農漁町となっている。
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ナンミンの“除夜の鐘”で1971年の嫌なこと、悲しいこと、腹の立つことは全部洗い流して、1972年の子(ね)年の開運を祈るというのが庶民の繰り返す正月行事であろう。嘉津宇岳や多野岳へバスの貸し切りで日の出観光に行くのもよ…
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財団法人・日本発明協会(高吉友次理事長)は、沖縄の復帰に伴って適用される特許四法(特許、実用新案、商標、意匠)の説明と出願指導のため、昨年11月から那覇市久米町にある琉球商工会議所のジェトロ沖縄事務所の中に沖縄連絡事務所…
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合資会社瑞泉酒造工場(佐久本政敦社長)では、かねて株式会社へ移行を準備中だったが、去る11月1日付で認可された。
これで新会社名は瑞泉酒造株式会社となった訳だが、これは復帰に備えて会社の充実強化と販売拡張が目的であり、…
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泡盛業界 運用面で不安
復帰後の沖縄に工業所有権4法(特許、実用新案、商標、意匠)が即時適用される予定だが、通産省はこのほど4法案を沖縄に適用するに当っての特別措置(法集の一部改正)要綱をまとめた。
それによると、
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1972年の幕開けである。27年間という4半世紀の長期に亘る異民族支配からの開放である。晴れて“親元”へ帰れる日であるが、沖縄にとっては前途多難な年である。先ずは復帰したことは喜ばしいことだ、とする人、反対する人と様々な…
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1971年は、沖縄返還協定の批准、国際経済環境の激変など、沖縄経済の内外の環境が変化し、業界にとっては新時代に対応すべく企業基盤の強化に向って英知と努力を重ねられた年でありました。
1972年は、沖縄県民が永年待ち望ん…
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業界は慌ただしい中に復帰の年を迎えた。とりわけ輸入洋酒業界、県内洋酒業界、泡盛、ビール、味噌醤油業界は税率の急変、本土業界の浸透、景品付きセール等、頭をかかえる難問ばかりを背負わされて揺れ動いた。特に本土大手業界は政界に…
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