酔って本性あらわす(昭和44年9月1日)

  • [公開・発行日] 1969/09/01
    [ 最終更新日 ] 2015/09/17
   

出版協会事務局長 小波津 建 19690901jyoukai_yotte_honnsyouwo_arawasuよく日本人ほど嬉しいにつけ、悲しいにつけ酒を飲む人種はいないという。社用の接待から、友人同志の付き合いまで万事につきものである。 昔から、人間無くて七癖といわれ、とくに酒を飲んで豹変する人は多い。酒の味は相手次第でうまくもなり、まずくもなるということであろう。 次は一般にいう酒の飲み方から見た癖と人柄

飲み方の癖 人柄
1 サカズキをすすめられて左手で自然に受ける人。 一端の飲み手。
2 一口飲んでからサカズキをいったん下におく。 社交に慣れた常識家、酔っても乱れない。
3 グッと一気に飲みほす。 明朗ライラクな受酒家。
4 「まぁ、お一つ、お一つ。」と初っ端からサカズキをさす。 古風な社交家で如才ない人。
5 一口一口ジックリ飲む。 本当に酒を愛する人。
6 ガブ飲みする。 酔えば事足りるという人、同じ一合なら焼酎の方がというタイプ。
7 ニガ虫でも力んだような表情で飲んでいる人。 一言居士のウルサ型、こういう人の生酔は要注意。
8 一杯、二杯と重ねるほどにやわらかく、くずれていく。 本当に酒を楽しむ人、罪がなく安心してつきあえる。
9 飲む程に酔う程にコメカミに青筋の盛り上る人 恐るべき危険信号と心得るべき。

うだるような暑さも残り少く、やがて愛酒家にとつてこたえられない季節をむかえる。 寄せ鍋を囲んでくみかわす味はなんともいえない。 「白玉の・・・」といたるところでウソぶき、酔ってしまえば誰かまわず迷惑をかける人がいる。 こういうものこそ酒の味を乱す奴。 酒飲みの風上におけないヤツ・・・憎々しいかぎりである。

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