酔眼(平成25年8月17日)

  • [公開・発行日] 2013/08/17
    [ 最終更新日 ] 2015/09/17
   

昔の話であるが、栄町の或る飲み屋で同郷の後輩に「仲村さんあまり力み過ぎじゃないですか」と言われた。此の男オリオンビールだけ飲んでいて泡盛は見向きもしない男だった。酔うと必ずそのような言い方をしていた。沖縄の人間が泡盛を飲むのは当然な話だと言う。此の人の言い分も解るが現実はそうではなかった。事実当時の泡盛は県民酒とは到底言える状態じゃなかった。此の店は平田清沖縄県泡盛同好会副会長と二人は常連だった。同好会の活動についてよく二人は熱い談論風発、大声で周りに迷惑かけたものだ。その同好会なる“琉球泡盛の応援団”も紆余曲折を経ながら来年で発足40年を迎える。実に感無量である。今や此の同好会も県内に4ヶ所県外に何と31ヶ所出来ている。北海道、仙台、福島、東京、大阪、福岡、名古屋、京都、熊本、高知等などはおろか香港にも出来ている。沖縄県泡盛同好会の呉屋守将会長では此の大きな節目に40周年記念誌発行に向け鋭意編集中だ。

平成25年8月17日掲載記事

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