2016離島フェアで泡盛島巡り<前編>(文/嘉手川学)

   

試飲試飲で島の魅力を知る

今年も離島フェアが11月25日(金)から27日(日)まで、那覇市奥武山のセルラーパーク那覇で開催された。

離島フェアは県内の11市町村の島からの出店があり、その楽しみは島の魅力もさることながら、島ならではの海産物や食材を使った伝統的な食べ物や加工食品、パンやお菓子、調味料といったものまで、美味しいものがズラリと並んでいるところにある。もちろん、伝統工芸やアイデア商品など食べ物以外も魅力的ではある。

ま、そんなわけで中日の11月26日土曜日に行ってきた。レポートするのはもちろん島のお酒。今回はさすがに前回のように3日間連続で通い続けることができないので一日だけの取材となった。

先ず最初は、宮古島市の株式会社多良川。試飲したのは「初留取 43度 300ml」。初留取とは蒸留して最初の5分間で取り出した酒で、泡盛の旨みの元になる油脂成分が多く含まれており、普段は杜氏が泡盛の品質を見るための酒だという。早速、味見をしてみると、香りが良くて初留取にしては口の含んでも暴れずに甘くマイルドで飲みやすい。通常、初留は度数が高いことで知られているが、多良川では免許の関係で43度が限界だという。

もろみを蒸留して最初に出てくるお酒。泡盛の旨み成分や雑味がたっぷり含まれているため、力のある味わいになっている。

もろみを蒸留して最初に出てくるお酒。泡盛の旨み成分や雑味がたっぷり含まれているため、力のある味わいになっている。

続いての試飲は「十年古酒 久遠 43度 720ml」。今年度の泡盛鑑評会で県知事賞を受賞した泡盛である。まず、口に含んだ瞬間に甘さが口の中に広がった。飲みやすくて香りも良くて、生のままでもスっと飲めてしまう旨さがあった。

県知事賞を受賞した久遠。コクのある深い味わいだから県知事賞が貰えるのだと納得。

県知事賞を受賞した久遠。コクのある深い味わいだから県知事賞が貰えるのだと納得。

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