逗子沖縄まつり2026開催!(神奈川県逗子市/逗子沖縄まつり実行委員会)

  • [公開・発行日] 2026/09/14
   

令和8年9月12日(土)、「逗子沖縄まつり」が開催された。
前日の11日(金)には前夜祭が行われた。(主催:逗子沖縄まつり実行委員会、共催:逗子葉山沖縄県人会、協力:泡盛マイスター協会)

会場は、JR逗子駅と京急逗子・葉山駅から程近い亀岡八幡宮(神奈川県逗子市)の境内。
平成26年の開始以来、コロナ禍を除き同会場で続けられており、今回で12回目となる。

+写真逗子_会場

今年は、開催そのものが危ぶまれた。

「昨日は実は、中止しようと思ったんですよ」と話してくれたのは、実行委員の吉川周一郎さん。

前夜祭の日は雨が降り続き、境内は水が溜まって椅子も並べられない状態だった。中止の連絡を回そうとしたとき、規模を絞って「ゆんたく会」を開き、出演者に音響なしで演奏してもらう案が出た。すると出店者から、すでに仕込みや仕入れを済ませているので、やるなら出店するという声が上がった。出演者も揃い、決行が決まった。

「正常な判断だったら中止にするんですけど、勢いで決行しちゃいました(笑)。その代わり、準備が全部後手後手になって、時間に追われて大変でした」と吉川さん。

本祭の日も午前中は雨が残ったが、筆者が訪れた昼過ぎには止み、時折日も射した。
エイサー演舞などが行われるステージの前はぬかるみ、ブルーシートが敷かれていた。

客足はというと、雨が続いた前夜祭は少なかったものの、本祭はほぼ例年通りだった。

+写真逗子_泡盛ブース1

「沖縄から出てくる前は雨の確率が80%前後だったので、お客さんがいらっしゃるのか不安があったんですけど、こんなに大盛況になるとは思いませんでした。本当に嬉しい誤算です」と語ってくれたのは、山川酒造(本部町)の山川宗邦社長。このまつりへの参加は3年連続になる。

泡盛ブースには、34酒造と2問屋が協賛した。

掛田商店(横須賀市)と高江洲酒販(宜野湾市)の協賛による「厳選希少古酒3種飲み比べチケット」も用意された。1枚1,500円で、前夜祭20枚、本祭30枚の限定だ。

これまで泡盛ブースは、神奈川在住の泡盛マイスター・小杉宗谷さんが中心となり、泡盛マイスターの取りまとめや酒造所との折衝を担ってきた。今年はそれに加え、泡盛マイスター協会が正式に「協力」として加わり、会場には同協会の小嶺直正会長も顔を見せた。

+写真逗子_ステージ

山川社長は、このまつりを「ファンの方がすごく近いイベント」だと話す。

「手作り感があって、実行委員の皆さんの泡盛に対するすごい愛情が感じられる。新宿や渋谷、銀座ならこの人数もわかるんですけど、人口の比率で言えば逗子は泡盛を愛してくれている人の数が日本有数なのかなと感じています」と続けた。

ブースにズラリと並んだ泡盛と共に、泡盛マイスターの案内もまつりの名物となっている。
また山川社長をはじめ、常連である神村酒造(うるま市)の中里迅志社長、瑞穂酒造(那覇市)の営業・本田賢一郎さんら「蔵の人」との会話を楽しみに足を運ぶ泡盛ファンも多い。

+写真逗子_神村

実行委員で、会場近くで沖縄料理店「くくるやー」を営む田中佳織さんは「新しいお店や地元のお店にも出てもらって、また違う層のお客様も増えているんじゃないかな」と話す。

泡盛のファンが増えたことについて、吉川さんは「小杉さんの力で、これだけ泡盛のファンを作った」と話す。毎年楽しみにしている地元の人が、スタッフとして手伝ってくれるようにもなった。

「我々もどんどん年をとっていくので、若い人たちに伝えていかなきゃいけない」(吉川さん)

これまで、天候が理由で中止になった年はない。それでも今回のことを受けて「近くの市民ホールを借りて、屋内で開く案も選択肢に入れた方がいいかな」と吉川さんは話す。

(文・写/岡山進矢東京支部長)

+写真逗子_泡盛ブース2+写真逗子_泡盛ブース3+写真逗子_泡盛ブース4

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