『THE OKINAWA ISLAND RUM』1周年記念祝賀会レポート(文・仲舛なずな)
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[公開・発行日] 2024/09/04
[ 最終更新日 ] 2024/12/06 - 飲む
令和6年8月27日、那覇市安里のRistorante CROSS 47にて、『THE OKINAWA ISLAND RUM(瑞穂酒造)』発売1周年記念パーティーが開催された。
『THE OKINAWA ISLAND RUM』は、瑞穂酒造(那覇市/玉那覇美佐子社長)が主宰する沖縄のさとうきびを主原料としたラムを作るプロジェクト「ONERUM(ワンラム)」シリーズの定番商品。20213年8月8日にリリースされた。
会場には100名以上の関係者や瑞穂ファンが集まり、超満員の大盛況であった。
パーティーでは、瑞穂酒造の製造責任者でありONERUMプロジェクトリーダーでもある仲里彬氏が第12回洋酒技術研究会賞を受賞したことも報告された。この受賞は、国産ラム初の洋酒技術研究会賞になる。
「洋酒技術研究会賞」とは、国内の洋酒酒造業界において最も権威のある賞の一つであり、「沖縄を活性化する高付加価値ラムの新規開発」として技術開発や酒類業界にとどまらず産業の活性化へ貢献したことが高く評価され受賞に至った。
会場では、数種類のスペシャルドリンクが振る舞われた。
まずはウェルカムドリンクとして、MAHOWBREWの「Cordelia」というクラフトビールをいただく。今帰仁スイカ、豊見城産キュウリ、ライチピューレ、屋我地島産海塩、コリアンダーを使用したサワーエールで、夏を感じる爽やかな瓜感が心地よいトロピカルな風味であった。
机に置かれたTHE OKINAWA ISLANDS RUMをスポイトで瓶から2、3滴ほど滴下すると、トロピカルさの中にビターな風味も混ざり、ひと締まりした味わいを感じることができる。
次はONERUMのソーダ割り「ラムシュワ」をいただく。
那覇市にある老舗の泡盛居酒屋小桜の中山オーナーが提案するラムのソーダ割である。
ストレートやロック、カクテルだけでなく、最近ではONERUMをソーダ割りでお勧めする店舗も増えているという。
3杯目のドリンクはオリジナルクラフトコーラをONERUMと合わせた「ONE RUM COKE」。
オリジナルコーラは、カカオ、シナモン、ナツメグ、ドライジンジャー、カルダモン、バニラなどのスパイスと、沖縄県産純黒糖と島ざらめ、シークァワサーで調合した沖縄チックで力強い味わいで、ONERUMとの相性がすばらしい。北谷町にある「TIMELESS CHOCOLATE」の林代表が創作した特別メニュー。林代表は、仲里氏が、沖縄の黒糖の価値を再評価するきっかけを与えた人物の一人だ。
パーティーの終盤では、バー業界において世界的に注目されるバーテンダー、SG Group代表の後閑信吾氏がつくる贅沢ダイキリを飲む権利やONERUMを景品としたじゃんけん大会で盛り上がった。
終始賑わいの途絶えない会は夢心地の中で終わり、今後のONERUMプロジェクトも応援したいと思わせる熱い想いが体の中に充満しているのを感じた。
二次会は後閑信吾氏が運営する「El Lequio(エル レキオ)」にて、ゲストバーテンダーとなった仲里氏のラムシュワや後閑信吾氏のダイキリをいただきながら、ONERUMを囲んでの参加者同士の歓談がさらに盛り上がっていた。
(文・仲舛なずな)
『THE OKINAWA ISLAND RUM』1周年記念祝賀会の様子は動画(蒸留階級TV)でもご覧いただけます。
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