泡盛検定学科試験(主催:泡盛検定協会)において、19世紀に琉球を訪れた外国人による記録に関する設問を追加しました。
1816年にライラ号で琉球を訪れたイギリスのバジル・ホール船長が、王府の宴席に関して「サキはそれほど強くはないが、きわめて質が良く、壷から盃に注がれよく飲んだ」と記したこと。
1831年にブロッサム号で渡来したイギリスのフレディック・ピーチーが「ほんの僅かしか入らない小さな不透明なワイングラスにつがれたサキを無理に進められ、乾杯させられた。このサキは非常に強いもので、赤ワインか白ワインにかえてもらいたいと申し出たところ、すぐにかえてくれた」と残したこと。
1853年に訪れたアメリカ海軍のマーシュー・ペリーが、宴席での出来事として「フランスのリキュールの味がする酒が、とても小さな杯に注がれた」と記録し、同行した秘書官のベイヤード・テイラーが「小さな盃に注がれたサキは、これまでに島で味わった酒にくらべてはるかに芳醇なものだった。醸造が古くて、まろやかに熟しており、きつくて甘みがあるトロッとした舌ざわりで、フランスのリキュールに似ていた」とより詳しく述べたこと。
加えて、ペリー提督が琉球に来た当時、現在の新里酒造(1846年創業)と瑞穂酒造(1848年創業)はすでに創業していたこと。
【問題例】1853年に琉球に渡来したアメリカ海軍の( )は泡盛を「フランスのリキュールのようだ」と評した。
【問題例】1831年にブロッサム号で琉球に渡来したイギリスの( )は、「小さな不透明のグラスにつがれた酒は、非常に強かった」と後に語った。
【問題例】1816年にライラ号で琉球に渡来したイギリスの( )は、出された酒に対し「それほど強くはないが、きわめて質が良く、壺から盃に注がれ、たくさん飲んだ」と記した。