古酒の絶対量の増大(平成25年8月17日)

  • [公開・発行日] 2013/08/17
    [ 最終更新日 ] 2015/09/21
   

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第5回通常総会。古樹の郷の席上で挨拶する松田亮理事長

50klタンク10本を設置
―古酒の郷の通常総会―
協同組合琉球泡盛「古酒の郷」の第5回通常総会は、5月30日那覇市のパシフィックホテル沖縄で開催され、平成24年度の事業報告、決算報告、平成25年度事業計画案並びに収支予算案などについて審議した。最後に任期満了に伴う役員改選も行われ、松田亮理事長を再任した。

組合員数43人のうち28人が出席した。松田理事長のあいさつのあと、奥間尚登氏を議長に審議が進められた。

第一号議案の事業報告では、概況として、「古酒の郷」は業界の総意により今後の振興策の核として古酒を中心とした県外出荷拡大戦略を確立するために設立され、6年目を迎えた。泡盛業界は出荷量の減少傾向に歯止めがかからない状況にあったが、平成24年度は減少傾向に歯止めがかかり、底を打ったと考えられる。しかしながら、業界を取り巻く環境は依然として厳しいものがある。

その中で、平成24年度は500kl貯蔵庫、管理棟、駐車場等周辺整備、琉球大学農学部サテライト研究室の設置など具体的事業開始に係る諸設備が整備完成し、琉球泡盛原酒500klの集荷を開始、円滑な事業開始を行った。

第3号議案の平成25年度事業計画では、「厳しい状況にあるものの業界振興策の核として業界がより一丸となって強力に推進する必要がある。」として、今年度は第2期麹を見送り、次年度に貯蔵庫一棟、50klタンク、10本を日本酒造組合中央会の助成金制度を活用して設置する。費用対効果を考えて、26年度でまとめて造ることにした。

原酒500klを貯蔵(原則、半分は預かり)することとし、所要の作業を図る。

具体的な事業計画は、組合員の生産する泡盛を引き続き購入し、古酒の絶対量の増大を図る。貯蔵方式は、買い取りが250klで、1l当たり220円(離島225円)。現物出資相当分方式は同じく250kl。

また、泡盛文化の普及・啓発に関する取り組みを沖縄県酒造組合と連携して進める。
琉球泡盛「古酒の郷」役員名簿

     
代表理事(理事長) 松田 亮 (ヘリオス酒造株式会社)
副理事長 新里 修一 (合名会社新里酒造)
専務理事 又吉 良秀 (沖縄県酒造組合)
理事 大城 勤 (忠孝酒造株式会社)
理事 平良 正論輝 (久米仙酒造株式会社」
理事 佐久本 学 (瑞泉酒造株式会社)
理事 識名 研二 (有限会社識名酒造)
理事 奥間 尚登 (有限会社金武酒造)
理事 砂川 拓也 (株式会社多良川)
理事 漢那 憲仁 (請福酒造有限会社)
理事 崎本 俊男 (合名会社崎元酒造所)
監事 崎山 和章 (崎山酒造廠)
監事 下地 かおり (株式会社宮の華)

平成25年8月17日掲載記事

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