泡盛新聞は平成28年7月16日(土)那覇市パレットくもじ前交通広場(那覇市久茂地1-1-1)にて2017年泡盛コンテスト予選第4回を開催しました。
泡盛コンテストとは、主に新酒の泡盛100銘柄から一般投票により、美味しい泡盛を選出するコンテストで、10銘柄ずつ10回の予選及び3回の本選を経て、最終的なおすすめ泡盛12本を決定します(詳細はこちら)。
今回はその予選第4回目。テントが飛ばされそうになるほどの強風の中での開催でしたが、観光客を中心とした135名(有効投票人数133名、うち男性69名、女性64名)に審査、投票いただきました。
参加者の居住地域は沖縄県内が最多の43人、続いて関東地方が36名、近畿地方が16名、九州地方が12名、その他となっています。
その結果、一番美味しかった泡盛としての得票数が多かった上位3銘柄(予選を通過した泡盛)は、次の泡盛でした。
久米島43度(米島酒造)
沖縄本島より西に約100km、人口約8,000人の自然にも水にも恵まれた久米島で、丁寧に丁寧に手作りで泡盛を造り続けるのが米島酒造です。その米島の泡盛の中でも製造直後のアルコール度数ができる限り初めから43度前後になるように、さらに丁寧に手を加えて造られているのが今回予選を通過した久米島43度です。製造後、甕での熟成を経るため、他の製品とはまた違う独特の風味を持ちます。水割りにしても伸びのあるしっかりした味わいは今回のコンテスト予選において、各世代を通して高得点を得ました。
於茂登30度(有限会社高嶺酒造所)
澄んだ海に色とりどりの珊瑚礁、優雅に泳ぐ熱帯魚、石垣島を代表する景勝地川平湾を表玄関に、沖縄県内最高峰の於茂登岳(おもとだけ)を頂点とする自然豊かな於茂登岳連山を裏庭とする髙嶺酒造所。今では珍しくなった直火式の地釜蒸留で醸したひと味違うその泡盛は、これまで多くの泡盛通から高い評価を受けてきました。そして今回、泡盛を飲み慣れない方も含む一般の方による人気投票においても、特に30代から50代を中心にその味が高く評価されました。
菊之露ブラウン30度(菊之露酒造株式会社)
真っ赤なラベルに黒の筆文字が躍る菊之露。泡盛関連のイベント会場に行けば、遠くからでもどこに菊之露のブースがあるか一目で分かるほどブースの中が赤一色に染まります。そんな菊之露酒造が造る、現在、沖縄県内の多くの居酒屋で飲むことができる定番泡盛の一つが菊之露ブラウン。今回の泡盛コンテストにおいて、沖縄県在住者の比較的年齢が高い層を中心に支持を集めました。
これら選ばれた3銘柄の泡盛は、予選通過泡盛として本選へとエントリーされます。
イベント風景
※ディスプレイされている泡盛の一部はダミーです。