健康食品・化粧品を販売するe-no株式会社(那覇市牧志)は、泡盛や肴を美味しくヘルシーに楽しむためのブログ「沖縄的家飲み~40歳の今夜の1人飲み」を運営している。
ブログを担当している商品開発・PR部の川満美和子さんは浦添市出身。両親は宮古島市出身で、亡父が宮古島産の泡盛に木の実や薬草を漬けて飲んだり、島豆腐やスクガラスの鮮魚をポン酢で肴にしていたことを思い起こしながら、泡盛らしさを堪能できる飲み方とレシピを編み出すようになった。
ブログは、「このやり方は本当に美味しいよ!」と広く勧めたい一心で発信しており、同社のFacebook経由でブログを読んだ人からは「この調味料も合うよ!」という嬉しいリアクションもあると川満さんは語る。
オリジナル1合瓶古酒の酒販も始めました
同社は酒販免許も有しており、10年ほど前には長命草をブレンドした梅酒を扱っていたことも。2020年8月からは、e-no株式会社が取り扱うもろみ酢の製造を担当している瑞泉酒造(那覇市首里崎山町)とコラボして、古酒「おもろ」の10年・15年・21年の3種類を、オリジナルの1合瓶サイズで販売している。
こんな泡盛があったらいいな
川満さんは日頃、トマトジュースや炭酸を割材として泡盛を楽しんでいる。これまでも、青汁で割ったり粉末のウコン茶を混ぜたりもしてきた。泡盛に限らず、飲みやすい酒づくりが重視される向きが強い一方、川満さんのように割材を創意工夫しながら飲み口を楽しんでいるファンも少なくないだろう。川満さんは「黒麹菌で仕込んだもろみの香りを損うことなく、割材の味わいを引き出す、さらに割材の種類ごとに開発された泡盛もあったら、より美味しく楽しめるはず」とも感じている。
泡盛大好きワーキングウーマンとして
働いている大人なら誰しも、仕事が終わった後のプライベートな時間は大切にしたいはず。川満さんの言葉を借りれば、「ヘルシーで、楽しくちゃんと酔えて、翌朝スッキリできる」お酒があれば鬼に金棒であり、糖質がほぼなく、二日酔いにもなりにくい泡盛は、その最たるお酒である。
「泡盛愛」に満ちた川満さん、「性別や年代を問わず、健康面を気にしながらも飲み続けたいと思っている人同士で、おすすめの飲み方や肴のレシピを学び合える輪を広げたい」と意欲的である。
美味しくヘルシーな飲み方や肴について、ああでもないこうでもないと泡盛片手に「ゆんたく」したら、さぞ楽しかろうと思わせるような人物だ。
(関連リンク)ブログ「沖縄的家飲み~40歳の今夜の1人飲み」
(取材・文:古賀桃子/泡盛新聞 九州局長)