ジャパニーズクラフトジンが大集結!GINfest.TOKYO 2018開催!(東京都品川区)
平成30年6月9日(土)、10日(日)の2日間、イベントスペース天王洲T-LOTUS M(東京都品川区)にて、国産クラフトジンを始めとして世界中のジンが楽しめるジンフェスティバル、GINfest.TOKYO 2018(同事務局)が開催された。
来場者数は、初日に約2,200人、雨天だった2日目も1,200人以上となり、一時は入場制限がかかるほどの賑わいをみせた。
天王洲運河の水面に船上スペース風に建築された2階建てのメイン会場では、1階に世界のクラフトジン、2階に日本のクラフトジンのブースが所狭しと並び、ワンショット(10ml)100円の有料試飲を多くの参加者が楽しんだ。2日間で飲まれたジンは1万6千杯以上。
その他、スペシャルバーでも2日間で2,000杯以上のジンが飲まれ、500本以上のボトルが販売された。
琉球泡盛メーカーからは、泡盛をベースにクラフトジンを製造する、まさひろ酒造と瑞穂酒造がブースを構え、その噂を聞きつけた全国のクラフトジンファンが連日詰めかけた。その人気は、販売用のジンの一部が閉幕を待たずに売切れるほどだった。
GINfest.TOKYO 2018に集結したジンは50社150銘柄に上り、これだけのジンが一堂に会して試飲、購入できるイベントは日本初とのことだ。
その中でも、琉球泡盛をベースとした沖縄県産のクラフトジンは、その品質の高さで特に注目を集めており、参加者の中からは「沖縄のジンは世界レベルでみても間違いなくトップクラス」との声も聞こえてきた。
今回、筆者もクラフトジン30銘柄を試飲したが、泡盛びいきを差し引いても、琉球泡盛ベースのクラフトジンが世界に十分通用することを実感できた。
沖縄県産ジン以外で 特に印象に残ったのは、ベルギーの三姉妹が造るクローバージンオリジナルとSAKURAO GIN ORIGINAL(桜尾ジンオリジナル/中国醸造株式会社)。
クローバージンオリジナルは、ジュニパーベリーやカルダモンがしっかりと感じられるベースに、ラベンダーやエルダーフラワーなどのフローラルな香りが心地よい。ストレート(40度)で試飲をしたが、それでも優しく繊細な味わいがした。女性にもおすすめのジンだ。
SAKURAO GIN ORIGINALは、一部に広島県産のジュニパーベリーを使用するなど 9種類のボタニカル全てに広島県産のこだわりをもって製造されている。ジュニパーベリーのしっかりとした風味に広島特産レモンなどの柑橘の香りが とても爽やかだ。
会場では、ジンに関する無料セミナーやワークショップも開催され、造り手のこだわり、想いを直接感じられるのも素晴らしかった。
GINfest.TOKYO 2018事務局の三浦武明氏(フライングサーカス代表取締役)は、「出展企業の方も来場者の方もとにかく熱気に包まれて、楽しんでいただき最高のイベントになりました。また、今回、クラフトジンメーカーがこのように一堂に会し、互いに交流することで、さらなるクラフトジンの発展につながることを期待します。来年もジンフェスを開催する予定です」と日本初のジンフェスの大成功に終始笑顔で答えた。