みんなで使おう!泡盛フレーバーホイール!(酒類製造技術講習会/沖縄国税事務所)
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[公開・発行日] 2018/05/24
[ 最終更新日 ] 2018/06/05 - 飲む
沖縄国税事務所(脇本利紀所長)は、平成30年5月8日、10日、15日、18日、酒類製造業技術者を対象とした酒類製造技術講習会を宮古島市、名護市、石垣市、浦添市で開催し、総計52場107名の技術者が参加した(昨年度は45場90名が参加)。
酒類製造技術講習会は、酒類製造業技術者が、酒類製造関係法令を学ぶと共に、酒類製造に関する知見、知識を増やすために毎年各分野の専門講師を招いて開かれる。
本年度の講習会においては、消費税の軽減税率制度、酒税記帳や受忍義務、泡盛に関する表示、製造上の留意事項の他、泡盛フレーバーホイールを使った泡盛きき酒、内閣府沖縄型産業中核人材(泡盛フレーバーホイールを高度に活用できる人材)育成事業報告、泡盛仕古酒・秘蔵酒コンクール品質評価結果、泡盛鑑評会解析結果など多種多様な重要項目を学んだ。
名護会場での開会にあたり、沖縄国税事務所小濱元主任鑑定官は「本講習会は、沖縄県内の酒類製造者の皆様方を対象とし、泡盛製造者のみならず、全品目の製造者を対象としており、酒類業の健全な発達のため、皆様が知っておくべき酒税法並びに酒類業組合法等を周知し、着実に順守できる環境を整えると共に、製造に関する知見や知識をかん養し、最終的には皆様の製品を購入される消費者が、表示、品質について安心感を持って手にされることにつながるような内容としています。
このため、本日は昨年4月にプレスリリースいたしました泡盛フレーバーホイールを、内閣府沖縄型産業中核人材育成事業に参加されている方々以外にも活用していただくべく、研修を実施することといたします。(後略)」とあいさつした。
泡盛フレーバーホイールとは、泡盛から感じるとることができる香りや味わいなどの表現について、研究者、品質管理者、商品開発者、販売業者、消費者など様々な立場の人々が共通認識を持ちやすくするために、科学的知見を踏まえつつ円形に整理した泡盛の香味用語に関する体系図で、次世代の泡盛製造技術者においては必修事項となっている。
5月10日(木)に名護市にて開催された講習会においては、翌日も含めて、オリオンビール名護工場のバックヤードの視察もプログラムされ、品質管理方法や工場設備について平良昭製造本部長より詳細な説明を受けた。