業界の宝が切磋琢磨!泡盛フレーバホイールを用いたブレンドマーケッター人材育成プログラム始動
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[公開・発行日] 2017/09/11
[ 最終更新日 ] 2017/09/28 - 飲む
沖縄県酒造組合(玉那覇美佐子会長)は平成29年9月8日、ブレンド能力や商品開発能力、市場分析能力などを高め、泡盛業界の中核的に人材を育成するための「泡盛フレーバーホイールを用いたブレンドマーケッター人材育成プログラム」を開始した。平成30年の2月末日まで、10日間の県内及び県外での実習を行い、受講者は自主的な研鑽も求めらる。
泡盛の酒質を自分の味覚や嗅覚を用い、定量的(数値的)に分析記述する官能評価法の一つQDA(Quantitative Descriptive Analysis)方式を習得し、酒質の改善及び商品開発能力を高めること、そして本年4月に発表された泡盛フレーバーホイールを踏まえたマーケティング能力を向上させることが主な目的。
この日、沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センター(うるま市)で、オリエンテーション及び初講座が開講され、17蔵から選抜された若手社員20名が緊張感をもって講師の言葉に耳を傾けた。
開講式において、県酒造組合玉那覇会長は、関係各位に謝意を表明するとともに、受講生に対して「本研修は、世界に誇れる高度なブレンド技術と、市場動向に対するアンテナ感度を磨きマーケティング思考脳を習得することで、付加価値と先見性の視野を向上させ、環境の変化に対応できる中核人材を育成することを目的としています。長丁場となりますが、各メーカを代表して、引いては泡盛業界を代表して参会しているという気概をもって、この研修が目指すところである、ブレンドマーケッターになるべく精進していただくようお願いいたします。」とあいさつした。
本研修は内閣府の沖縄型産業中核人材育成事業が活用され、官能講座は沖縄国税事務所間税課宮本宗周鑑定官が講師を担当し、マーケティング講座は株式会社キャリア&スタディーズ代表取締役矢野明子氏が担当する。また、招へい講座として、県外ブレンダーを招へいしての県内講座や3泊4日での県外の酒造所の見学等も計画されている。