2017年5月25日(木)、第1回南風原泡コンが開催されるということで参加した。
泡コンとは、神村酒造(うるま市)の企画が発祥といわれている泡盛懇親会の略で、美味しい泡盛と美味しい料理で豊かな人生と人の輪を作ることを目的としている。
神村酒造からは中里専務夫妻も駆け付けた。
参加者は、南風原町の役場職員、議員、工芸品店の店長、琉球かすりの女王、飲食店店長などバラエティに富んでいた。
南風原では第一回目の泡コンということもあり、中には泡コンの“泡”をビールの泡だと勘違いし参加したビール党の女性や、泡コンの“コン”をコンパのコンだと勘違いして参加した男性などもいたがご愛嬌である。
男性7名女性8名の総勢15名が各自で持ち寄った泡盛と、縁との大将自慢のコース料理を楽しんだ。
発起人の一人である、南風原町役場の前城氏に会の目的を尋ねると「世界に誇る名酒“泡盛”のさらなる普及」「南風原町が企画した泡盛“南風原”のPR」「主会場となる南風原の名店“縁と”の応援」の意図もあるという。
開宴は18時半の予定であったが、全員揃ったのは19時過ぎ。それまで、離島フェア限定2001年蒸留泡盛(伊是名酒造所)をちぶぐゎ~(おちょこ)に注ぎ、人が増えるたびに何度も乾杯の発声を行った。今回は初対面の人も多く、それぞれ自己紹介をしたり名刺交換をしたりと序盤から会は大いに盛り上がる。
会の中盤、神村酒造の神村酒造の中里専務が、泡盛の名前の由来の有力な説の一つである、「蒸留したての泡盛の出来の良し悪しを、注いだ時にできる泡立ち(泡の盛り方)で判断したから」を裏付ける実演を行い、泡が盛られる現場を目撃した参加者からは、ため息が漏れた。
泡盛に合わせるために特別に準備された料理と、皆で持ち寄った13種類の泡盛を楽しみつつ、各々が持つ泡盛に対する思いや、経験などを語り合い、4時間があっというまに過ぎてしまった。
ほぼ全ての参加者がまた次回も参加したいと表明し解散したこの南風原泡コンは、6月も開催予定という。筆者も参加するつもりだ。
店舗データ
店名 | 縁と-Ent-沖縄店 |
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所在地 | 沖縄県島尻郡南風原町字山川449-5(1F) |
電話 | 098-888-4461 |
営業時間 | 18:30~23:30 日・祝休(要確認) |
アクセス
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山川バス停より徒歩約10分 |
那覇からは上泉バス停などから、以下の系統を利用 | |
34 東風平線 上泉~糸満バスターミナル | |
35 志多伯線 上泉~糸満バスターミナル | |
50 百名線(東風平経由) 上泉~百名バスターミナル | |
51 百名線(船越経由) 上泉~百名バスターミナル | |
53 志喜屋線(船越経由) 上泉~百名バスターミナル | |
54 前川線 上泉~上泉 | |
83 玉泉洞線(東風平経由) 上泉~玉泉洞駐車場 | |
334 志多伯おもろまち線 おもろまち駅前広場~糸満バスターミナル | |
335 国立劇場おきなわ線 国立劇場おきなわ~糸満バスターミナル |
縁と大将(店長)の略歴
大阪と京都で板前修行後、ザ・ナハテラス(那覇市おもろまち)を経て和食やナビィとかまど(那覇市久茂地)で料理長となる。同店系列の東京伊勢丹他、全国展開時は総料理長へ。様々な料理番組にも出演し、チューボーですよ!(TBS系列)では沖縄料理の巨匠としても登場している。平成21年に南風原町山川に「やまかかわか」開業、平成28年4月に「縁とENT」に店名を変え、店長として今に至る。
当日各自が持ち寄った泡盛リスト
・古酒 南風原(瑞泉酒造)
・古酒 今帰仁(今帰仁酒造)
・琉球ゴールド(新里酒造)
・月虹(請福酒造)
・沖縄(久米仙酒造)
・泡盛でカリー!ブレンド(久米仙酒造)
・守禮10年古酒(神村酒造)
・守禮10年原酒50度(神村酒造)
・守禮 伊計島はぁりラベル(神村酒造)
・守禮 芳醇浪漫 甕貯蔵3年古酒(神村酒造)
・暖流(神村酒造)←20年以上前製造の希少酒
・くいなブラック シルバー5年古酒(田嘉里酒造所)
・離島フェア限定2001年蒸留泡盛(伊是名酒造所)
料理
【お通し】ほうれん草の白和え(エリンギ・舞茸・クルミ)
【前菜】ジーマーミ豆腐雲丹、島ゆばアンチョビ、らっきょう塩昆布、
やまチーズ、トマト梅酒コンポート
【お造り】本マグロ、真ダイ(氷の器盛り)
【小鉢】馬鈴薯まんじゅうのあん肝味噌 南風原ブタ舌のせ
【珍味】鍾乳洞熟成豆腐よう、変り豆腐よう(イチジク・ナッツ)
【焼き物】鮪カマ塩焼、筍、宮古ぜんまい、紅じゃが芋、美瓜マリネ
【食事】しらす茶漬け
【デザート】豆腐ようアイス、ゴーヤ菓子