沖縄県酒造組合(玉那覇美佐子会長)は、12月12日那覇市の桜坂劇場において、泡盛のおいしい飲み方やお酒のマナーなどを楽しみながら学べる無料のイベント「泡盛大楽(学)第2学期」を開講した。「泡盛を飲んで学んで楽しむ夕べ」というサブタイトルのもと、泡盛に興味を持つ現役大学生から往年の泡盛ファンまで、多くの来客で賑わった。
当日は、司会のエリカをはじめ、オリジンコーポレーションよりお笑い芸人のしんとすけ、スズカサーキット、ぴろんぴろん下里がゲストとして登場。2015年度泡盛の女王が、前回から引き続き参加しイベントに華を添えた。また、会場の中央部分には泡盛酒造メーカー5場がブースを構えウェルカムドリンクを提供し、来場者と笑顔で言葉を交わす様子があちらこちらで見られた。
玉那覇会長の開会の挨拶の後、参加した泡盛酒造メーカーがそれぞれのおすすめ商品をアピールした。沖縄市の新里酒造は、泡盛初心者にもおすすめしたい商品として「フルーツ工房パッション(リキュール)」と「コーヒースピリッツ」、先日の沖縄の産業まつりで限定販売した泡盛「101H(イチマルイチハイパー)」を紹介。
うるま市の神村酒造は、代表銘柄である樽貯蔵泡盛「琥珀伝説 暖流」と芳醇酵母で造られた泡盛「芳醇浪漫」の新しい飲み方を提案した。豊見城市の忠孝酒造は、先月新しく発売したばかりの古酒「忠孝GOLD PREMIUM」や梅酒、新酒30度など4種類のお酒を揃え、自分好みの一品を見つけることを勧めた。
読谷村の比嘉酒造は、「ザンシロ」の愛称で親しまれる「残波 ホワイト」や新発売の「ZANPA ゆずスパークリング」を紹介。那覇市首里の瑞穂酒造は、ミントの味わいが香ばしい「アワモヒート」や黒糖酵母で造られた泡盛「美ら燦々(ちゅらさんさん)」をアピールした。
第2部では、2013年度泡盛の女王・国吉真里さんを講師に迎え、現役大学生もステージに登壇し、学校では教わらない「お酒のマナー」についての講義が行われた。美味しい水割りの作り方や、上司に褒めてもらえるグラスの渡し方、お酒に強くない人はどうするべきかなど、明日からすぐに実践できそうな内容に、うなずきながら聞き入る観客の姿が多く見られた。
第3部では、会場全員参加の○×クイズが行われた。最後まで勝ち残った5人に酒造組合から記念品が贈られるということもあり、会場は大いに盛り上がった。クイズだけでは決着が着かなかったため、ゲストであるしんとすけのしんさんとのじゃんけんで勝者が決定した。
「泡盛大楽(学)」は第3学期まで予定されており、次回の日程は決まり次第の発表となる。