国指定重要文化財、津嘉山酒造所、修復工事完了
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[公開・発行日] 2018/07/23
[ 最終更新日 ] 2018/08/10 - 飲む
津嘉山酒造所(名護市/瑞慶村寛代表)は、平成30年6月30日、施設保存のための修理事業を完了し、内覧会及び記念式典を酒造所及び大中公民館(名護市)で開催した。
戦前の酒造所の姿を色濃く残す津嘉山酒造所は、平成21年6月30日に国の重要文化財に指定され、平成23年10月より約7年間、文化庁による修復工事が行われ、この度完了した。総工費約4億2千万円(負担割合/国:県:市:蔵=80:10:5:5)。
津嘉山酒造所は、昭和3年に完成し酒造免許を取得、泡盛造りを開始したし、主要銘柄は、国頭群の華となるべく「国華」と名付けられた。昭和12年ごろの最盛期には、年間490石(88,200リットル)の泡盛を製造。しかしながら、昭和20年4月に、名護湾から上陸した米軍に施設を接収され、米軍のパン工場となり一時的に操業を停止する。当時、市街地の建物の殆どが戦禍により焼失した中、津嘉山酒造所は奇跡的にその姿そこにとどめた。
修復された酒造所は、醸造のための施設と住居部分を一体化した独特の構成がそのまま再現され、使われた材木や赤瓦もできる限り修復前のものが使われている。
記念式典にて壇上に立った瑞慶村代表は、関係者への謝意とともに、「戦前の面影を残す津嘉山酒造所が広く公開されることで、地域の観光、泡盛業界の発展に寄与できればと願っている」と語った。
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