泡盛女子による女子のための泡盛女子会(座談会)開催!

  • [公開・発行日] 2016/12/13
    [ 最終更新日 ] 2017/01/12
   

平成28年9月吉日、那覇市久米の会員制泡盛バー「泡盛倉庫」にて、沖縄県内の泡盛メーカー6蔵の女子社員にご協力いただき、泡盛を女子の視点で語っていただく「泡盛女子会(座談会)」を開催しました。
2016_9_awamori_association-of-women01参加者は、写真左手前から時計周りに、小林紗織さん(まさひろ酒造)、津波志織さん(崎山酒造廠)、玉那覇三貴さん(瑞穂酒造)、玉城仁美さん(忠孝酒造)、久高葵さん(司会)、池原呂桜良さん(瑞泉酒造)、山本博子さん(忠孝酒造)、山川真理子さん(山川酒造)の8名。

ALL女子、泡盛女子会開催!

2016_9_awamori_association-of-women02司会:本日は、よろしくお願いいたします。すでにお知り合いの方もいると思いますが、初対面の方もいらっしゃると思います。まずは自己紹介からお願いしたいと思います。お名前、酒造所名と現在どのようなことをされているか部署など、また、この業界に入ったきっかけ、それから泡盛への想いなど簡単にお話しください。

池原:瑞泉酒造の池原と申します。よろしくお願いします。今は、営業推進グループという去年新しくできたばかりの部署で、商品の企画推進をしています。それまでは泡盛の製造を15年間担当していたので、良い品質の泡盛を造ることに専念していたんですが、今は売ることの難しさや、良いものを造ってもPRしなければお客様になかなか伝わらないという難しさを痛感していて、そういった面でどうやって力を注いでいけるのかなと、自分ができることにチャレンジしているところです。

この業界に入ったきっかけは、生物工学科がある専門学校の2年生の時に、戦前の黒麹菌を使った「御酒(うさき)」という泡盛を造るドキュメンタリー番組をテレビで見たことです。それが実は瑞泉酒造のお酒で、泡盛を造るのってすごくかっこいいなと興味を持ちました。泡盛業界って女性は入りづらいと聞いていたんですが、一生懸命就職活動をしまして、運良くその「御酒(うさき)」を作った瑞泉酒造に拾ってもらえました。

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奥の列左から:久高葵さん(司会)、池原呂桜良さん(瑞泉酒造)、山本博子さん(忠孝酒造)

実は入社した頃、泡盛は得意なお酒ではなかったんです。泡盛造りに関わるようになって品質を確かめる時に、甕で貯蔵しているすごく良い古酒を口にする機会が増えまして、その時に初めて私の知っている泡盛とは全然違うと感じて、そこから泡盛をもっと知りたいと思うようになって好きになることができました。私が好きになったきっかけのようなものをとにかくいろんな人に持ってもらって、泡盛の世界を知ってもらうきっかけにしていけたらいいなと思っています。

山本:忠孝酒造の山本と申します、よろしくお願いいたします。忠孝酒造には忠孝蔵という見学施設がありまして、そちらのショップと、国際通りのハピナハ内にある「マイブレンドショップ」で販売員をしています。「マイブレンドショップ」は、お客様と一緒に泡盛をブレンドして、お客様の好きな泡盛を作ってもらうというお店です。それと、当社で製造している甘酒の製麹のお手伝いも一部ですがしています。

私が高校生の時、ちょうど「もやしもん」という漫画のブームがありまして、その頃からお酒造りがやりたいと思っていました。琉球大学で泡盛の研究を行っているということで、醸造学を学べるならと琉球大学に進学しました。

実際に大学では3年生になるとテイスティングの授業があって、その時、泡盛の美味しさを教えていただいたり、製造において酵母菌が変わると味も変わるといったことなどを学んでいるうちに、泡盛は奥が深いお酒だなと気づかされどんどん好きになっていきました。そこで泡盛業界に就職したいなと思い就職活動を行い忠孝酒造に入社しました。

泡盛は歴史がありますし、造りがシンプルなのに味に幅が出るところなどが素敵なお酒だなと思っています。時間と共に古酒になって味が変化するところや、古酒の持つ独特な香りが好きなので、こういう美味しさを同年代の女性に知っていただけたらなと思います。

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