県外販売戦略の中核施設 (平成25年5月17日)

  • [公開・発行日] 2013/05/17
    [ 最終更新日 ] 2015/10/07
   

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テープカットする関係者たち

―古酒の郷の落成を祝う県内43場が共同出資―
3月27日、うるま市の国際物流拠点産業集積地域(特別自由貿易地域)で、泡盛を貯蔵する施設「琉球泡盛古酒の郷(クースのさと)」の竣工落成式が開かれた。県内の泡盛製造業43社が共同出資して共同組合琉球泡盛古酒の郷(松田亮理事長)が発足してから5年で、事業が本格化した。竣工したのは、泡盛原酒の貯蔵用施設1棟と管理棟。貯蔵用施設には、50キロリットルタンクが10基あり、既に組合酒造所から集荷した原酒の貯蔵が始まった。

生産される古酒は県外への販路拡大戦略の中核として位置づけられる。
今回貯蔵された原酒は44度。500キロ買い取りで1億1千万円。買い取りだけでなく、預かり方式も併用する。現在は1棟だが、10年計画で5棟に増やす。将来は古酒2500キロリットルを貯蔵する施設になる。
貯蔵期間は原則10年。しかし状況に応じて最短で5年貯蔵古酒の出荷を検討する。将来は泡盛博物館も建設する。出荷のための共同瓶詰め施設も。赤瓦の管理棟には、琉球大学農学部がサテライト研究室を設置、熟成、貯蔵に係る学術的研究を連携して行う。

池間一武(本紙遊撃記者)

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与世田副知事

竣工落成式に県内外から参加古酒泡盛の新たな出発を祝う

来賓祝辞で仲井真弘多県知事(与世田兼稔副知事代読)は、落成を祝したほか、県としても「泡盛産業は県経済振興の一翼を担うもので、さらなる成長のために販路の展開支援、調査研究事業など総合的に取り組む」と述べた。

琉球泡盛は国酒であります

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新谷逸男沖縄国税事務所長

国税庁の刀禰俊哉審議官(新谷逸男沖縄国税事務所長代読)は「泡盛の品質向上や需要拡大に向け、引き続き地元と連携協調を図りながら、泡盛業界のさらなる発展に取り組む」「政府は日本産酒類の輸出促進に取り組んで行く方針で、国酒である泡盛の輸出拡大にも期待している」と述べた。
また、落成式では完成した貯蔵施設前で、与世田副知事、松田理事長、島袋うるま市長らがテープカットした。
祝賀会が引き続き行われ、幕開けに琉球舞踊が披露された。来賓祝辞は槌谷裕司内閣府沖縄総合事務局長。鏡開きも行われた。また、岡本佳郎日本酒造組合中央会副会長が乾杯の音頭を取った。
閉会式に、飛行機の延着したため、開会に間に合わなかった国税庁の刀禰審議官が到着。挨拶する場面もあった。謝辞は新里修一協同組合琉球泡盛古酒の郷副理事長が行った。
「琉球泡盛古酒の郷」の竣工落成式には国税庁や県、協同組合など関係者が参加して、泡盛古酒の新たな出発を祝した。主催者あいさつで、松田理事長は「泡盛業界の10年、20年、30年先を見据えた事業。琉球泡盛の販路拡大戦略の要の事業として業界の総力を結集し、強力に推進したい」と述べた。

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50kl入り貯蔵タンクは津嘉山ステンレス工業製

仲井真県知事の祝辞

「琉球泡盛古酒の郷」落成式が挙行されるに当たり、一言お祝い申し上げます。泡盛の宝である古酒を中心としたブランドを確立するため、平成20年に協同組合古酒の郷が設立されてから5年を経て、ついに原酒の貯蔵が開始される運びとなりました。これもひとえに松田理事長をはじめ本事業に携わった関係者のご尽力の賜であり、深く敬意を表します。
古酒の郷は、業界の策定した琉球泡盛の出荷拡大戦略の中核となる施設であり、古酒貯蔵の拠点機能のほか泡盛の調査研究機能や共同ビン詰め機能を併せ持っております。
また復帰特別措置に伴う酒税軽減措置を活用し、軽減相当額の一定割合を原資に貯蔵庫のほか、琉球泡盛を世界に発信する博物館など順次整備する事業計画からなっている。今度も業界が一丸となって本事業を強力に推進することで、念願である古酒貯蔵量の増大と新たな販路の開拓が加速されることを期待しております。
県といたしましても泡盛産業が本県経済振興の一翼を担う産業としてさらなる成長を泡盛の商品特性を活かした販売展開支援をプロモーションによる情報発信及び調査研究事業を実施するなど総合的に取り組んでまいります。
結びに協同組合琉球泡盛古酒の郷のますますのご発展とご臨席のみなさまのご活躍を祈念いたしましてお祝いの言葉といたします。
(文責・記者)
平成25年5月17日掲載記事

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