琉球泡盛酒造所を巡る ツアー参加レポート(沖縄キリスト教センター/文・浜田隆幸)

   

2017年6月1日(木)、沖縄キリスト教センター・ぎのわんセミナーハウス(宜野湾市志真志)が主催するプログラム「琉球泡盛酒造所を巡る!」に参加した。

2017_06-01_5th_tour-around-the-awamori-distillery_okinawa-christian-center01「琉球の伝統的な酒、泡盛の奥深さを知る」ことをテーマとするこのプログラムは、今回が5回目の開催となる。私がこれまで参加したのは第2回と第3回。第1回が開催されたのは私が沖縄に移住する前のことで、第4回は他のイベントと重なったため、参加することは出来なかった。

 

これまで、このプログラムで巡った酒造所や名所は、

第1回(2015年9月)
瑞穂酒造(首里)、瑞泉酒造(首里)、咲元酒造(首里)、泡盛館(首里)

第2回(2016年4月) 
ヘリオス酒造(名護市)、津嘉山酒造所(名護市)、黙々100年塾蔓草庵(名護市)

第3回(2016年10月)
忠孝酒造(豊見城市)、まさひろ酒造(糸満市)、神谷酒造所(糸満市)

第4回(2017年2月) 
泰石酒造(うるま市)、金武鍾乳洞古酒蔵(金武町)、神村酒造(うるま市)

そして、今回巡った酒造所が、石川酒造場(西原町)、久米仙酒造(那覇市仲井真)、津波古酒造(那覇市与儀)である。

当日は朝9時15分に自宅から15キロほど離れた宜野湾市志真志のセミナーハウスに集合。朝の通勤ラッシュも考慮し、余裕をもって8時前にはバスに乗り込んだ。琉大北口でバスを降り、下り坂を5分ほど歩いてセミナーハウスに到着。まずは参加費2,500円(昼食代別)を支払い、昼食をメニューから選び注文、出発時間まで待機する。定刻の9時30分。男性5名、女性4名、スタッフ2名の総勢11名がセミナーハウス所有のワンボックスカーに乗り込み出発した。

2017_06-01_5th_tour-around-the-awamori-distillery_okinawa-christian-center02まずは石川酒造場へ。カーナビを使用しているにも関わらず、西原町に入って若干迷いつつも石川酒造場に到着。まずはビデオで蔵の歴史、そして泡盛の作り方を一通り勉強する。その後、石川酒造場の代名詞でもある甕仕込み工場を、製造部の石川さんの案内で見学した。もろみを仕込む甕がずらりと88個並ぶさまは壮観であったが、この日は残念ながら写真撮影は禁止であった。

仕込みは一度に1,400kgの米を洗米し、蒸米して、製麹の後に22個の甕で行うという。工場全体から手作り感が漂う。近代的なステンレスタンク仕込みの工場と“美らBio(乳酸菌飲料)”の工場も見てみたいと思ったが残念ながら今回の見学コースには含まれていなかった。

2017_06-01_5th_tour-around-the-awamori-distillery_okinawa-christian-center03石川さんと営業の照屋さん、銘苅さんのお見送りで石川酒造場を後にし、昼食会場となる南風原町大名の古民家(こみや)食堂へ向かった。11時30分までに入店すると、通常800円前後する定食類が500円でいただけるというので、それに間に合うように工場見学を早めに切り上げたようだ。古民家食堂に到着すると、私はまずは生ビールをオーダー。続いて注文済みの定食が出てきた。昼間から泡盛を試飲し、ビールを飲んで定食を食べる幸せ!ほとんど食べ終わた後に料理の写真を撮り忘れたことに気づいたが、時すでに遅し!

昼食後、今度は予定より時間に余裕が出たようで、琉球泡盛“春雨”で有名な宮里酒造(那覇市小禄)へ行くという。見学はできなくても外観だけでも見ようという趣旨らしい。ちなみに、宮里酒造から私の自宅までは徒歩圏内である。もちろん、そこで帰るわけにはいかないので、みんなと一緒に久米仙酒造へと向かった。

2017_06-01_5th_tour-around-the-awamori-distillery_okinawa-christian-center04久米仙酒造で待っていたのは、カリスマブレンダーの中村真紀さん。業界ではマッキーの愛称で親しまれている。

「なんで浜田さんがいるんですか?」と驚きながらも大笑いするマッキーではあったが、工場内の各製造工程を説明する様は、さすがカリスマと呼ばれるだけある流暢さであった。

 

2017_06-01_5th_tour-around-the-awamori-distillery_okinawa-christian-center05写真撮影しても良いか尋ねると、「すべて撮影OKです。うちの設備を見て真似たとしても、他社さんが同じ味を造れるとは思わないし、逆に技術力が上がるというのであれば、それはそれで泡盛業界にとって良いことですから」と余裕すらうかがえる。

 

 

それにしても久米仙酒造の工場は暑い。特に仕込みタンクの見学で上った中二階は、じっとしていても汗がにじみ出てくる。次に見学させてもらうときは冬にしようと、こっそり心に誓った。

2017_06-01_5th_tour-around-the-awamori-distillery_okinawa-christian-center06工場見学の後は、お楽しみの試飲タイム。並んだお酒について一通り説明してくれるのだが、熱が入り過ぎたのか早く飲みたい私にとって、マッキーの話は限界ギリギリまで長かった。主催スタッフに“時間がないアピール”をしてもらい、ようやく試飲できることに。もちろん、全種類十分に試飲したことは言うまでもない(感謝)。

 

時間が迫っている中、なぜか試飲には出ていなかった“泡盛コーヒー”を購入する人が多かった久米仙酒造を後にして、本日最後の見学地となる津波古酒造へと向かった。

2017_06-01_5th_tour-around-the-awamori-distillery_okinawa-christian-center07津波古酒造に着くと、いつもとは少し変わった情景であった。津波古酒造は毎月第4金曜日と土曜日に太平感謝祭と称して、特売会を開催しているが、この日は週末でもないのに感謝祭のようなセッティングなのだ。販売用の泡盛、香りを嗅ぐための泡盛が注がれているグラス、そして試飲用の泡盛が並んでいる。実は、今日のために、感謝祭仕様にしたと、津波古社長から説明があった。それならばと一気に試飲モードのスイッチが入るが、まずは工場見学からということで、しばし我慢することに。

工場見学は大城工場長が担当。「造りについての話はすでに二つの蔵で聞いたと思いますので、要所だけ説明します」とポイントを絞った名解説。さすが、わかってらっしゃる!!この蔵の泡盛が私の口に合うこともあり大城工場長の「旨みを残す酒造り」「古酒造りに適した酒造り」という言葉が妙に心にしみる。

そしていよいよ試飲へ。すぐに飲みたい気持ちを抑えつつ、まずは貯蔵タンクの違いや貯蔵年数の違いなどによる香りの変化を確かめた。そして蔵でしか買えない泡盛もあり、徹底的に試飲しながら至福のひと時を過ごしたのだった。津波古酒造の泡盛は、その暴れ具合がもう、なんともたまらない!

全ての蔵見学が終了し、一行は宜野湾市のセミナーハウスに戻ったが私は途中、那覇市のやちむん通り付近で降ろしてもらい、夜の街で念入りに復習を行うことにした。

沖縄キリスト教センター“第5回琉球泡盛酒造所を巡る!”行程

2017年6月1日(木)

時間 内容
9:30 セミナーハウス出発
10:00 (株)石川酒造場 (~11:00)
11:20 昼食 古民家食堂 (~12:30)
13:30 久米仙酒造(株) (~14:45)
15:00 (株)津波古酒造 (~16:00)
16:30 セミナーハウス到着
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