2016離島フェアで泡盛島巡り<前編>(文/嘉手川学)

   

着いた先がこれまた石垣島の八重泉酒造。泡盛新聞で試飲をして記事を載せる了解を取り、早速、気になるお酒を試飲。まるでウィスキーのような琥珀色の色合いが興味をそそる「八重泉BARREL 720ml 40度」である。

泡盛を原酒にした樽貯蔵の酒は、個人的にはウィスキー以上に旨い。ボクはそれらを総称してリュースキーと呼びたい。

泡盛を原酒にした樽貯蔵の酒は、個人的にはウィスキー以上に旨い。ボクはそれらを総称してリュースキーと呼びたい。

八重泉の泡盛といえば樫樽貯蔵の八重泉グリーンボトルが人気で、石垣島だけでなく本島にも根強いファンがいる。その樫樽貯蔵の原酒がこれで、酒税法の上では泡盛ではなくリキュールに分類されている。しかし、口に含んだ瞬間、ウィスキーのような樫樽の香りと甘い豊かな風味が口いっぱいに広がる。元酒となる泡盛の旨さが際立っているため、ボクの個人的な意見だけれど、大手のピュアモルトに比べても遜色のない味わいだと思った。もしかしたら、こっちの方が好きかもしれない。その旨さは樫樽の力もあるけれど、モルトとなる原料の泡盛の力ではないかと思った。ウィスキーのようにロックや水割り、ハイボールが楽しめるという。

続いてのおすすめの試飲は離島フェアやいろいろなまつり限定の「八重泉七年古酒」。香りが豊か飲み口は古酒らしいコクがありまろやかだけど、スッキリとしてあとを引く旨さがあった。次は、今から25年ほど前に初めて飲んだ時、まろやかで上品な飲み口で、コクのある芳醇な味わいにビックリした「黒真珠 720ml 43度」。今では表記上は一般酒に分類されるけど、古酒に新酒をブレンドすることで、古酒の風味を引き立てている。フワッと広がる古酒の風味は上品な甘さの旨さの中に新酒のスッキリ感がある。43度とは思えないほどの飲みやすさは、オジさんたちには旨すぎてやばい味わいである。

七年古酒の厚みのある味わいが見事である。

七年古酒の厚みのある味わいが見事である。

古酒に新酒をブレンドすることで、両方の長所を引き出した味わいになっている。

古酒に新酒をブレンドすることで、両方の長所を引き出した味わいになっている。

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