第5回 古酒のやまかわ会体験レポート(文/嘉手川学)

   

11月19日、那覇市おもろまちのヌーベルダイニンググリーンにおいて、「第5回 古酒やまかわ会」が行われた。2015_11_19_5th_kosyu-of-yamakawa-kai_kanpai実はボク、山川酒造の泡盛をしっかりちゃんと飲んだことがなかったので、この会で山川酒造の泡盛の味を覚えようと出かけたのである。

会は19時受付け、19時30分開始ということなので19時ちょうどに受付けのために店内に入ると、すでに多くの人が、コップを片手にテーブルの上に置かれた泡盛をグイグイと飲んでいたのである。会の始まる前から飲むことができる緩やかな集まりに少しホッとすると、入口から少し入ったテーブルの上に一升瓶と3本の720mlのボトル、カラカラが置かれており、その前ににこやかな顔で山川宗克社長が遠慮がちにたたずんでいた。あいさつする人に古酒をすすめており、ボクと目が合うと社長が手づから古酒の入ったカラカラを傾け、古酒の試飲をすすめてくれたのである。

社長が注いだ古酒は2006年販売の「珊瑚礁10年古酒43度」だという、およそ20年前の古酒である。小さなコップ注がれた古酒を口に含んで舌の上で転がしてみると、まろやかだけど濃厚で、コクのある旨みと甘さが口に広がり、じんわりと舌の奥からノドへ温かく伝わっていった。それからノドの奥から古酒独特の甘い香りが鼻腔を抜けての奥にひろがり、口の中全体に広がっていったのである。他に2006年の「カメ貯蔵古酒珊瑚礁44度」も試飲。微かにカメ特有の香りとドロリとした濃厚な味わいが口の中に広がっていった。

2015_11_19_5th_kosyu-of-yamakawa-kai_emikutuそうこうするうちに「古酒のやまかわ会」が始まり、副会長の又吉茂氏が「昨年11月に始まったやまかわ会、おかげ様で本日をもちまして丸一年経ちました。回を重ねるごとに参加人数も増え、なるべくみなさんに楽しんでもらえるよう社長自ら20年ものの古酒を蔵から出して持ってきています。今回は満一年ということでライブやイベントも考えており、泡盛を飲みながらくつろいでいただきたいと思います。どうぞ皆さんも時間の許す限り楽しんでください。それでは第5回古酒やまかわ会開会です」と開会宣言した。

続いて会長の金城幸盛氏は「本日でこの会も第5回。おかげ様で満1周年を迎えました。それは毎回、いろんな方のお力添えがあればこそで、今回もこのように盛大に開催することができまた。本当にありがとうございます。やまかわ会も山川の川の字にあやかって、大海へ向かって川が流れるように大きく広がっていけるよう、山川酒造のお酒が皆様にますます愛されて飲まれるよう、そしてこの会も3年、8年、10年、20年と年を重ねて古酒になるまで続けたいと思います。皆様にとって有意義な場になるように今後とも役員一同頑張っていきいきますので、古酒のやまかわ会の応援のほどよろしくお願いいたします。今回は1周年ということでジャンケンポンで勝ち抜いた人には山川酒造の古酒が当たるなど、いろいろ工夫も凝らし、楽しく過ごせるようにしたいと思っています。ごゆっくりおたのしみください」と語った。

2015_11_19_5th_kosyu-of-yamakawa-kai_20years-old-kosyu続いて山川宗克社長があいさつも。「飲んでもらえば古酒の良さ、泡盛の良さがわかってもらえるんじゃないかと思って始めたやまかわ会も1周年を迎えることができました。今では県内はもとより県外からも参加する人もいて、本土でも開催してくれと要望があります。しかし、今はまだ1年目なので県内での開催を大切にしたいと思い、将来的には本土での開催ができればと思っています。本当にこの一年間ありがとうございました。これからも山川酒造と泡盛をよろしくお願いいたします」と語った。

乾杯の音頭は元オリオンビール副社長で沖縄NHK局長や沖縄都市モノレール社長などを歴任した名桜大学理事長の比嘉良雄氏。「これまではビールジョッキで乾杯していたが、今日は20年古酒の水割りで行います。カンパーイ、というのは杯を高く掲げて祝意を持って飲み乾すことです。それを行わない乾杯は乾杯の詐欺ですからよろしくお願いします。ウチナー口で乾杯するときはカリーといいます。私がグスーヨーカリーサビラといいましたら一斉にカリーとご唱和して会を盛り上げててください。それではグスーヨーカリーサビラ。カリー!!」というと、会場は一気に賑やかになり、料理がテーブルに並んでいった。
ボクは目の前に置かれた「さくらいちばん5年古酒25度」と「珊瑚礁5年古酒35度」、「珊瑚礁10年古酒43度」を飲み比べてみた。

2015_11_19_5th_kosyu-of-yamakawa-kai_jyanken_syousya「さくらいちばん」は前に飲んだときはもっと軽い感じかと思っていたのだが、確かに25度という軽さでスッキリとマイルドな甘い口当たりだけど、飲んだあとのコクと風味が感じられて美味しいと思った。「珊瑚礁5年古酒35度」は「さくらいちばん」より少し大人の味わいがして旨みの深みがあり、ロックで飲むにはちょうどいいかなと思った。一番気に入ったのはやっぱりというか「古酒のやまかわ」というだけあって、口に含んだ瞬間に甘い香りが鼻腔に抜けて、まろやかでコクのある甘い味わいは風格さえ感じられる珊瑚礁古酒10年。

ふと気がつくとボクの周りには誰もおらず、一緒に来た同僚は座敷で2人の女性とゆんたくしていた。そこでボクも加わりいろいろ話をしていると職業はCAだという。なかなかCAの方と話するチャンスはないので、泡盛の話だけでなく沖縄そばや黄色いカレー、食堂の話などだんだんレポートというよりも普通の飲み会というか合コン(行ったことないけど)のようになってきて、泡盛もグイグイ進んでいった。

会場では県内で活躍するエミクトゥのライブが行われていたが、話に夢中になっていたらライブも終了していて、司会者が本日のメインイベントである出席者全員によるじゃんけん大会が始まるという。そこでゆんたくを終了して参加することに。

2015_11_19_5th_kosyu-of-yamakawa-kai_yamakawa-awamoriじゃんけん大会は会長の金城さんとジャンケンをして負けとアイコは席に座り、最後まで勝ち残った3人に古酒をプレゼントするという。ボクは1回戦を勝ったので、そのまま勝ち進む自信があったのだが2回戦であえなく敗退。ガッカリしていたらさっきまでゆんたくしていた女性が勝ち残っていたので応援する。しかし、最後の5人で負けてしまったが、勝ち残ったのは2人だけであと一つの賞品が残っていた。そこで負けた3人は敗者復活戦を行ない、じゃんけんに勝って3位に滑り込んだのである。じゃんけん大会で大いに盛り上がったところで、閉会の時間が来て名残を惜しんで会は終了した。

最後は社長以下、スタッフ全員が入口で見送ってくれた。終了時間は21時30分。沖縄ではまだまだ宵の口と呼べる時間だと思ったが、その名残惜しさが次回も来たいという気持ちにさせたのである。

外へ出るとじゃんけん大会で3位になった女性がいたので、そこで突然、仕事を思い出し女性を取材したのだった。3位になった女性は、泡盛が好きだという沖縄に来て10年目の洞口(ほらぐち)令子さん。JTAでCAとして勤務している。

「ジャンケンで勝ち上がっていって賞品をもらったとき、泡盛ビギナーの私がもらっていいのかなぁ、と思いながらも光栄でした。今回、この会に初めて参加したのですが、山川酒造さんとはご縁も感じました(笑)。次回もまた参加したいと思い、これからいろんな泡盛を飲んで勉強をしたいと思っています。ありがとうございます」といった。
ちなみにもらった賞品は2010年販売の古酒のようだ。

楽しく山川酒造の古酒の美味しさをあらためて教えてもらった「古酒のやまかわ会」。機会があれぜひみんなも参加して欲しいと思ったのであった。

(嘉手川学)

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