本土に10銘柄の琉球泡盛(昭和47年7月10日)

  • [公開・発行日] 1972/07/10
    [ 最終更新日 ] 2016/07/19
   

1972_7_10_the-definition-of-awamori_awamori-in-other-prefectures税制調査会のまとめた資料、「泡盛」の名称使用等の状況によると、沖縄県以外でも10銘柄の「あわもり」が本場あわもりと銘打って製造販売されていることが明らかになった。

本土復帰後、沖縄の泡盛業界の市場が本土に向けられている現在、沖縄の泡盛業界にとって微妙な影響を与えている。

即ち、沖縄の泡盛の場合、他酒類とは違い、500年の伝統があり、その長い歴史を今日に受け継いできている独特な製造方法の酒であり、「あわもり」の名称もその昔からあった固有のものであり、したがって戦後生まれた他県での「泡盛」はまがいものだと云うわけだ。

しかしながら、種麹菌や設備面において、本土から購入して製造している業者も多い現状で、どこまで業界が強力に政策を練って「琉球泡盛」は沖縄だけの特産品だと云うイメージを本土消費市場で発揮できるかが今後大きく伸びる一要因にもなってこよう。そしてそれの定義付けの抜本策も早急に講じなければなるまい。

ちなみに鹿児島県で製造している各社と銘柄を列挙してみると
◆本坊酒造株式会社   「南国特産 泡盛琉球美人」
◆安楽酒造株式会社   「本場特選 錦泡盛 琉球泡盛」
◆神酒造株式会社    「天下無双泡盛」
◆合資会社戸田酒造所  「泡盛東富士」
◆株式会社西平酒造   「泡盛瀬戸の灘」
◆奄美第一酒類株式会社 「奄美名産 本場泡盛 珊瑚」
◆朝日酒造株式会社   「アマミアワモリ 朝日40黒糖製」
◆沖永良部酒造株式会社 「特選泡盛 えらぶ」
◆有村泰治       「有泉純良泡盛」
◆原田酒造株式会社   「本場米製あわもり 天の露」
と以上10社があわもりを販売している。

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