佐藤栄作総理大臣の音頭で琉球泡盛で乾杯!(昭和47年5月10日)

  • [公開・発行日] 1972/05/10
    [ 最終更新日 ] 2016/06/17
   

1972_5_10_drink-awamori-when-eisaku-eato-prime-minister-of-okinawa-japan-return去る3月15日、日米両国政府は沖縄返還協定の批准書の交換を終了したが、その後首相官邸での祝宴には沖縄の泡盛で乾杯すると云う、文字通り沖縄返還にふさわしい雰囲気だったと云う。

去る3月24日、仲吉良光氏から玉那覇有義(沖縄酒類醸造株式会社社長)に届いた連絡によると、当日祝宴に使用された泡盛は瑞穂の古酒で、佐藤総理大臣による乾杯の言葉もコピーで送られてきている。

日米首脳と云うトップレベルが公的場で琉球泡盛を愛用したと云うことは、業界は勿論、われわれ消費者にとっても大きな喜びと誇りを感ずるものであるが、特に泡盛業界にとっては復帰後の本土市場への進出に大きな自信となってこよう。

また、本土政府に働きかけて実行させた、いわゆるこの機を敏感に読み取った玉那覇有義氏の着想は高く評価されるであろうし、今後更に努力を重ねていけば“宮内庁御用達”と云う道も夢ではないであろうし、そうなると琉球泡盛も世界の貴賓客に賞味され、その真価が世界に認められると云うものだ。

玉那覇有義氏の話

この計画は1年以上前からもっておりました。今年の私共の暦を作る檀家で発想が練られ、暦にも“復帰の喜び瑞穂で乾杯”と入れて印刷されております。今後の快挙は私共瑞穂酒造60余名の従業員に大きな自信と勇気を与え、復帰後の本土市場への意欲を更に固めました。本土政府の温かい御芳情に対し、ただただ感謝するのみであります。

又、今度の措置は私共瑞穂酒造だけの喜びではなく、沖縄の全泡盛業界の喜びでもあり、復帰後の業界に大きな心の支えとなりましょうし、共々頑張っていきたいと考えております。

 

佐藤総理大臣による乾杯の言葉

只今、福田外務大臣、マイヤー駐日大使の御挨拶にもありましたとおり、本日、ここに沖縄返還協定批推書の交換を終了し、5月15日の沖縄返還が確認したことは誠に慶賀にたえません。

日米両国間において、永きにわたって培われてきた相互理解と相互信頼の精神の下、沖縄返還がこの時期に実現されることは誠に意義深いものがあります。

沖縄返還は日米関係における新時代を画するものであり、流動する国際情勢のもとにおいて日米両国が果たすべき責任はますます増大しているものと確信する次第であります。

本日はきたるべき沖縄返還を祝し、乾杯用に沖縄の古酒「あわもり」を御承知のとおり、遠く16世紀の昔から沖縄において親しまれてきた酒であり、本日のようにお目出度い機会にお客をもてなすための酒であります。

ここに沖縄県民のため、また、日米友好関係の一層の発展のために祝杯をあげたいと思います。

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