ここにオアシスが・・・(昭和46年7月30日)

  • [公開・発行日] 1971/07/30
    [ 最終更新日 ] 2016/05/02
   

1971_7_30_drunk-oasis-of-hotel-kowa那覇市内にある一流観光ホテル香和の階下にある特別コーナーは案外知られていない。サロンあり、おでん屋あり、民芸品店ありで多彩なこのコーナーは観光客オンリーかと思ったら、さにあらず、一般客の我々にも自由に利用できるところである。

サパークラブオリエントは待合や商談に適しているし、おでん屋ではソバも用意されていて、飲み助にはもってこいの場所だろうし、民芸品コーナーでは連れ立って買い物するもよいだろう。

市内の中心部に位置しながら、全く騒音のない静かなオアシスである。かつては有名なおでん屋が国映館の斜向い入りにあってよく通ったもので、火災にあって今はもうないが、非常にあの雰囲気に似たところがここのおでん屋にある感じがするのは、飲んべえの酔眠か・・・・。

地階から一気に屋上までエレベーターで上がると、ここは又、ブルースカイラウシジになっている。100万ドルの夜景と云われるだけあって、那覇市内を一眺、遠く慶良間列島も見られ、実に気分爽快、家族連れでの夕涼みがてらの食事や、友人と一緒に生ビールを飲むには格好の場所と云えよう。

ここの人気はなんと云っても2ヶ月に1回行なわれる抽選会である。食事をして海外旅行(台湾、香港)が楽しめると云うのだから、こんな愉快な話はあるまい。

これは、バイキング友の会と云うのがあって、食事券が抽選券になっている訳だが、今や非常な人気をよんでいる。料理は本場仕込みだけあって申し分ない味だ。団体等になるとディスカウントされるし、うれしいことに洋酒もほとんど揃えてある。

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