日本万博に「琉球泡盛」出店決まる!!~いよいよ世界の“あわもり”へ~(昭和44年9月1日)

   

近ずく日本万国博覧会もあと200日。未来都市の方向づけ、人間の一大実験場とも云われるこの万国博覧会は文字通り、1969_9_1_jyoukai_3th_brewing-world-climate-record_sake世界の人種展と同時に自国の商品技術の一大デモンストレーションであり、その意義はオリンピック競技等とは比較できない。勿論、アジアでの開催はこれが初めてであるだけに一般参観者の期待も大きい。

去る7月のNHK調査によると日本人の97%が万国博について知っており、総人口の半分、すなわち2人に1人は万国博を観に来るという。参加国数も75ヶ国と最高で、参観者が延べ5,000万人になると予測されている。

この世界の技術祭典に我が沖縄から「泡盛」の出店が決まった。北は北海道から南は我が沖縄まで全国4,000酒類メーカーの中から出店される45のメーカーの中に我が琉球泡盛が含まれている。これで我が琉球泡盛も世界の人々にその存在と風味が解ってもらえる訳だ。

参観者5,000万人として、その1割方は琉球泡盛を目にふれるとしても500万人もの世界の人が一応、琉球泡盛を認識するということになり、それ自体が大きな意義があろう。

ただそこである識者が指摘するように、だんだんと高級化していく琉球泡盛が単に35度ものに統一した画一的なものを出展した場合、問題があるのではないかとの意見や、又或る意見では制度上からの問題として、本土内の場合は商取引きしたら2~3ヶ月の後払いであるのに対し、沖縄現地と取引きするとなるとL/C決済(信用状)で前金を半分ほど送金しなければならないし、しかも品物は後から届くとなると金利面からも考えもので、利純の高いものでも手を出しかねる状態だというような、万博即ち取引きには通じないとするきびしい意見もあり、いろいろな内包する沖縄の泡盛業界の複雑さを物語る一面でもあるが、戦前の約6分の1の現輸出高をみた場合、島内ではすでに戦前とは比較にならない程の伸率を示し、頭打ちの状態の中で、これからの販路が台湾、本土にあるとするならば、あらゆるチヤンスを生かしていくべき問題ではなかろうか。

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