第1回 泡盛川柳コンテスト大賞発表!(琉球泡盛倶楽部)

  • [公開・発行日] 2020/11/01
   

令和2年11月1日(日)、琉球泡盛倶楽部(長嶺哲成会長)は、第1回泡盛川柳コンテストの審査結果を発表した。応募総数744句(応募者数278名)の中から見事大賞に輝いたのは、うるま市の鈴木元喜氏の川柳「熟成が進む古酒(クース)と恋女房」となった。

審査は宮城一春氏(沖縄本ソムリエ、琉球新報『平和のうた』選者)を審査委員長に、琉球泡盛倶楽部理事3人が担当。他4賞についても、記念品が贈呈される。

泡盛川柳コンテスト受賞作品及び審査委員長評は以下の通り。

大賞

審査委員長評
夫婦愛にあふれた作品。文句なしの授賞。古女房ではなく「恋女房」がとてもいい。深く説明するのは野暮だろう。しみじみとこの作品を味わってほしい。

優秀賞

審査委員長評
年(齢)を経れば経るほど深みや芳醇さを増す泡盛の特性を生かした作品。孫ではなく、ひ孫としたところに作者の非凡さを感じる。子どもや孫、ひ孫の顔を想像しながら、「美味しく育てよ」といいながら、甕に泡盛を注ぐ作者の姿が目に浮かぶ。ひ孫が作者の泡盛を飲む年齢になるころには、作者はこの世にいないかもしれない。だからこそ、泡盛をクースに仕立てていくのだ。家族愛にあふれた作品である。

佳作

審査委員長評
(多分)旅行で行った島での出来事であろう。おじいの家もしくは公民館だろうか、仕事を終え、きょう一日の出来事を振り返ろうとしている夕暮れ時。おじいがフラッと現れ、まずは「さきぐゎー ぬめー」と地元の泡盛一升瓶とコップをテーブルに置くシーンが目に浮かぶ。泡盛は人と人との距離をあっという間に縮める魔法の酒だ。

ユーモア賞

審査委員長評
二十歳を迎えた娘と酒を酌み交わしたいと思う父親は多いであろう。「だー、おとうと酒飲んでみよう」と泡盛とグラスを差し出し、「近頃はどうだ?」などと父親風を吹かしながら飲み始めたはいいが、娘はあっという間にグラスを干していく。呆気にとられる父親。「これはかなわないなぁ」と苦笑する父親。あぎじゃびよーと驚きながらも、大人になった娘を頼もしく思う父親の心情がにじみ出ている作品である。

審査員特別賞

審査委員長評
ユーモア賞を最後まで争った作品。落としてしまうのはもったいないと、特別に賞を設けることにした。
「また酒ばかりのんで!」と妻に叱られる毎日。「飲んでないよ~」といいながら、どんな風にして泡盛を飲むか日々考える作者なのだろう。妻の眼から逃れるように、知らんふりしながら、そっと2階へ上がる作者が想像できる。世の「サキジョーグー」男たちには、身につまされる作品であろう。

受賞者には、沖縄県酒造組合、沖縄県酒造協同組合から、次の賞品が贈呈される。

賞品

 
最優秀賞:紺碧 5升甕43度 (9,000ml)
優秀賞:海乃邦 15年43度(720ml)
佳作:海乃邦 10年43度(720ml)
ユーモア賞:海乃邦 12年30度(720ml)
審査員特別賞:紺碧ゴールド25度5年古酒(720ml)

審査員長宮城一春氏による「泡盛川柳」総評

10月21日(水)、2020年度第一回「泡盛川柳」の選考会が開かれ、最優秀賞、優秀賞、佳作、そしてユーモア賞、それぞれ一句、その他、当初の予定にはなかったが、審査員特別賞も一句が選ばれた。

琉球泡盛倶楽部のホームページ等での告知が9月に入ってからだったので、どれだけ応募があるか、関係者は危惧していたが、予想をはるかに上回る744もの作品が寄せられた。
まずは応募してくださった泡盛ファンの方々にお礼を申し上げたい。

選考方法は、前もって事務局から届けられた作品を審査員それぞれが読み、744句の中から、これはと思った作品を30句程度選び、それを突き合わせながら選考するという方式を取った。重複する作品ももちろんあったが、まったく重複しない作品もあった。残念なことに、それらの作品が選ばれることはなかったが、審査員それぞれの視点で選んでいることに、あらたな感動を覚えたのも事実である。

やはり泡盛は、さまざまな見方・飲み方をすることができる御酒であることを実感した審査会でもあった。
さて応募作品だが、年齢・男女の別なく投稿していただいた。それだけ泡盛が県民のみならず、県外の方々からも愛飲されていることが伺え、泡盛をこよなく愛する者として同好の士が目の前に忽然と現れたような気がして感謝するばかりである。

また仕次のことを描いた作品や時節柄、コロナ禍に言及した作品が多かったのも今回の特徴といえる。
内容は、川柳にふさわしく、ユーモアあり諧謔あり、家族愛あり、いろいろなパターンの作品があることが特徴であった。読んだとたんにクスッと笑える作品からしみじみとさせられる作品、ああそうだなぁと納得してしまう作品等々、非常に楽しく選考をすることができたのも嬉しい誤算であったことを報告しておきたい。泡盛が、それだけ幅広い方々に愛されながら飲まれているという証拠にもなるだろう。

特に選ばれた作品は素晴らしい内容で、全ての審査員が受賞候補作品に挙げており、すんなりと決めることができた。

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