来たる1970年万博にわが沖縄伝統の「琉球泡盛」が出品することは泡盛が桧舞台に登場し、本土をはじめ世界へ認識されるまたとない機会であり、まことに喜ばしいことであります。
泡盛は戦前戦後を通じ、沖縄の銘酒として他府県へ輸出され、沖縄を訪れる観光客も沖縄の特産品としての「琉球泡盛」を絢存知でない方は居られないほど有名であります。
しかし、戦後は洋酒やウイスキーの急激な追いあげにあい、沖縄においても需要の減少、輸出の伸び悩みがありました。 しかし、近年泡盛の「古酒」がその独特の風味を愛飲家に再認識され、人気挽回しつつあることは心強いものがあります。
政府においても1966年8月22日中小企業近代化促進法の施行に伴い1967年8月28日の施行規則に「泡盛」を指導業種として業界の近代化、合理化の手助けしています。 しかし、政府は誘導的役割にしかすぎません。 業界の近代化はまず第一線に立たれる業界の皆様方の自覚と熱意にかかつていると云えましよう。
「琉球泡盛」は我々の先祖から受けつがれたユニークな製造手法を用いており、生産工程における合理化に難しい問題点もあるが、品質の高級化、容器の改良、デザインの工夫、PR等に努力すれば沖縄と云えば“泡盛”というように観光関連産業としても大いに発展するものと期待しています。
業界の皆様もこの万博出品を契機に輸出産業として沖縄の泡盛から、世界の泡盛にする夢を持って載きたい。 最後に泡盛産業の発展と万博出品が好評を博するよう祈念します。
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