2016年8月27日(土)、瑞穂酒造株式会社(那覇市首里末吉町)は、イタリア料理と泡盛を楽しむ女性限定イベント“第1回みずほ女子会”を、イタリアンレストランLa fonte(那覇市首里桃原町)にて開催した。
泡盛とイタリアンのマッチングに舌鼓(文/沼田まどか)
女子会の枕詞に「泡盛」。まず、このイベントの案内を見たときに、文字の並びが新鮮で興味を引いた。しかも、ゴーヤーチャンプルーと泡盛ではなく、イタリアンとのマッチング。会が始まる前から期待度マックスである。
開始予定時刻には会場は満席。参加者の推定年齢も20代から50代と幅広く、雰囲気は非常に華やかで艶やかだ。クラシック音楽の生演奏が、場の雰囲気をさらにエレガントに盛り上げている。
まずは、食前酒として三種類の泡盛カクテルが用意されており、瑞穂酒造のイケメンスタッフがサービスしてくれるというにくい演出。鮮やかな赤に惹かれて「首里天ハイボール・レッド」シロップ抜きをチョイスしたが、シークワーサーの酸味が効いていて、見た目の可愛らしさとは裏腹に男前なお味。まさに、赤いハイボール。これは、クラッシュアイスたっぷりのジョッキでサーブしてもいけるのではないかと感じた。
それにしても、なぜ、あえてイタリアンと泡盛なのか?玉那覇社長に理由を伺うと「泡盛はどんなお料理とも相性がよいからです」とのきっぱりとしたお答え。確かに、クセの少ない「エンダー」は淡白なカルパッチョに合っていたし、ほどよいコクのある「美ら燦々」は旨味のある料理を引き立てる名脇役になれる味わい。まろやかな「マイルド瑞穂」は古酒ならではのとろみがジューシーな肉料理と好相性だ。
中でも、石窯で焼き上げたフォカッチャの香ばしさともっちり感は、「美ら燦々」のふわりとした甘さに絶妙にマッチしていて、リピートしたくなる旨さだった。ラ・フォンテの定番マッチングにしてほしいくらいだ。ちなみに、美ら燦々は、製造部の仲里主任のおすすめで、まずはグラスに水を次いで、美ら燦々を上からそっと注ぎ、ステアしない飲み方(二層式のアイスカフェラテをイメージしていただきたい)でいただいた。一般的な水割りよりも上澄み部分が濃いので、ロックより軽く、味わいは濃いままという旨さが楽しめる。
意外だったのは、仕上げのデザートのパンナコッタと紅茶リキュール「ティーアワー」の組み合わせ。控えめな甘さに、発酵茶ならではの酸味がうまくなじんで、辛党の私でもぺろりといただいてしまった。
泡盛が低迷しているという話を疑いたくなるほど大盛況のみずほ女子会、今から第2回目が待ち遠しい。
当日のメニュー
食前酒/泡盛炭酸割りor MOROビール
お通し/豆腐蓉フランス産クリームチーズのムース仕立てメルバトースト添え
食中酒/エンダー、美ら燦々(ロック&水割り)
前菜/沖縄近海魚のカルパチョwith もろみ酢ジュ
石窯で焼き上げたフォカッチャ
食中酒/マイルド瑞穂(ロック)
メイン/県産若鶏のロティもろみ酢ソースで
食後酒/お家カクテル(KIRIN午後の紅茶)
デザート/パンナコッタ(ティーアワー添え)
おまけ/瑞穂イケメンスタッフとクラシック音楽