大阪・東京で飲食店関係者向け泡盛講座開催(沖縄県)文・写:岡山進矢東京支部長

  • [公開・発行日] 2025/10/10
   

令和7年9月20日(土)、泡盛の歴史や楽しみ方について学ぶ「楽しく学ぶ泡盛講座」がスタートした。
同講座は沖縄県が主催する、飲食店向け「琉球泡盛魅力発信キャンペーン」内のコンテンツで、大阪・梅田を皮切りに、東京の九段下と新宿(初級編)、銀座(中級・上級編)でも行われる。

取材したのは東京・九段下会場の初日、25日(木)。午前の部、午後の部の2部制で、併せて14名の飲食関係者が受講した。

この日の講師を務めたのは、弊紙編集長で泡盛検定協会事務局長の河口哲也と、2023年度泡盛の女王で泡盛マイスターの前泊選香(えりか)さん。

琉球泡盛魅力発信キャンペーン事務局、講座担当の新里聡さん(国際旅行社)の挨拶から会はスタート。沖縄観光×泡盛の可能性を語った。

「楽しく学ぶ泡盛講座」のプロデューサーでもある新里さん

「楽しく学ぶ泡盛講座」のプロデューサーでもある新里さん

メイン講師である河口編集長は、自身が運営する泡盛新聞及び泡盛検定協会の紹介と、泡盛の「製法」「定義」「歴史」などを、スライドを使い丁寧に説明。

予め用意されたテイスティング用の5銘柄に加え、自ら持参した希少な香味の2銘柄を使い、造りや貯蔵方法によって生まれる個性について解説した。

泡盛の女王での公務経験に加え、現在は琉球村で「泡盛ガイド」も務めているという前泊さんは、泡盛の楽しみ方や飲み方、食事とのマッチングなどを提案。また、これまでの接客経験で受けた「度数が高くて飲みにくいのでは?」「どう選べばいいの?」などの質問に対する回答例を紹介した。

「泡盛は感動体験、満足体験を届ける特別なお酒」と話す、元泡盛の女王・前泊さん

「泡盛は感動体験、満足体験を届ける特別なお酒」と話す、元泡盛の女王・前泊さん

講座は約1時間半。質疑応答ののち、閉会した。

都内で10種類以上の泡盛を揃えるお好み焼き店を経営する参加者の男性は「お客様からの質問に答えられるよう、泡盛の勉強をしたかった。造りについてや銘柄の選び方など、楽しく学べました」と受講の手応えを語ってくれた。

講師を務めた前泊さんは「今回は少人数だったので一人一人とお話しでき、飲み方やペアリングなどの好みをシェアできたのはよかった。泡盛の好みは人それぞれなので、皆さんがご自身の好みを語れるストーリーテーラーになって欲しいです」と感想を語った。

講座担当の新里さんは「まず飲食店の方々に泡盛のこと、沖縄のことを知ってもらい、お客様にしっかり伝えてもらうことによって、同時にお店のファンも増やしてもらうという体系を作ることが狙いです。早くも『知識を得られました、ありがとうございます』『このお酒はどこで購入できますか?』などの嬉しい反響があり、この流れを広げていきたいです」と手応えと展望を語ってくれた。

個性違いの5銘柄をテイスティングする参加者

個性違いの5銘柄をテイスティングする参加者

「楽しく学ぶ泡盛講座」は11月まで引き続き開催予定で、まだ申し込みも可能だ。

泡盛について詳しく知りたい、泡盛をお店のウリにしたいと考えている飲食関係者は、ぜひ参加を検討してみて欲しい。

【楽しく学ぶ泡盛講座】

-初級編-
9月20日(土)大阪・梅田会場 ※終了
9月25日(木)東京・九段下会場 ※終了
9月26日(金)東京・九段下会場 ※終了
9月27日(土)東京・新宿会場 ※終了
11月10日(月)東京・九段下会場
11月11日(火)東京・九段下会場
11月12日(水)東京・九段下会場

-中級・上級編-
11月13日(木)東京・銀座会場

試飲酒は、久米島 30度(米島酒造)、残波ホワイト 25度(比嘉酒造)、八重泉GOLD 25度(八重泉酒造)、古酒金丸 35度(伊是名酒造所)、暖流SHIP 30度(神村酒造)の5種類

試飲酒は、久米島 30度(米島酒造)、残波ホワイト 25度(比嘉酒造)、八重泉GOLD 25度(八重泉酒造)、古酒金丸 35度(伊是名酒造所)、暖流SHIP 30度(神村酒造)の5種類

熱気に包まれる会場

熱気に包まれる会場

(文・写真/岡山進矢東京支部長)

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