洋酒界の一流モルトで現地ブレンド!!(昭和46年7月30日)

   

クラウン商事K.K洋酒製造部が・・・

1971_7_30_crown-trading_first-class-malt_blend-in-okinawa_sentenceクラウン商事株式会社(川田潤社長)洋酒ブレンド部では懸案の洋酒の現地ブレンドを開始した。これは復帰を目前に控え、同社の経営方針の一大転換だともみられるが、同社にしてみれば、復帰がどうのこうのと云う問題ではなく、洋酒輸入業を始めて10年目に着目していたことを実現したまでだと語っている。

同社は現在200種類余の洋酒を取扱っているが、現在ブレンドしているのはその内の8種類である。即ち、クラウンウイスキーを始め、ジン、バッカー、オールドスカッチ、オールドバーボーン、ギブスンジン、ギブスンバッカー、クラウンラムの各種である。

同社の川田社長談

私のモットーは輸入ウイスキーと同質のものをそのまま県内で造って販売すること、それには世界各国から優秀な有名モルトを輸入し、ブレンドして、良いウイスキーを提供したい。

価格面で現在高いきらいがあり、もっと安く、消費者が手の届く範囲内にもってくる研究をしております。洋酒を売って20年になりますが、10年目に私は有名モルトを輸入して高級ウイスキーを現地ブレンドする計画を立てていましたが、種々事情があって20年目にやっと実現した訳です。

現在、輸入しているモルトはアメリカ、イギリス、カナダ、フランスですが、各国各々独特なウイスキーの味ができると思います。

“輸入洋酒は高い”と云うイメージから早く脱し、“うまい洋酒”を安く提供していきたい。それが消費者のためになるし、又、私共にできる消費者への最高のサービスだと考えでおります。

と語っているが、同社は当初の目標だった生産数量を予想通りいっており、この数量は今後除々にアップされていくことだろう。720ml入で約12,500本である。

水質は沖縄一と云われる浦添城跡のふもとにある同工場は清潔そのものの感じの工場で、収容能力、14~15万本の空瓶倉庫をもっているのも、同工場の特徴であれば、従業員もみんな地元、伊祖の人と云うのも特徴である。
いずれにしても吾々消費者にとっては味の良いウイスキーが安く飲めると云うことは、この上ない喜びである。

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洋酒界の一流モルトが静かに出番を待つ

洗瓶検査も厳重に

洗瓶検査も厳重に

同社の製品・高級洋酒が安く飲める日も近い

同社の製品・高級洋酒が安く飲める日も近い

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清潔な工場はただ今大忙し

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浦添城趾のふもと。静かな同工場全景。

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