第25回アワモリカクテルコンペティション開催!(日本バーテンダー協会/パシフィックホテル沖縄)
-
[公開・発行日] 2018/06/04
[ 最終更新日 ] 2018/07/03 - 飲む
一般社団法人日本バーテンダー協会関東統括本部は、平成30年5月27日(日)、パシフィックホテル沖縄(那覇市)において沖縄及び北方対策担当大臣杯、第25回アワモリカクテルコンペティションを開催した。
クラシック部門(ショートカクテル部門及びロングカクテル部門)に21名、フレアテンディング部門に6名の計27名が参加し、オリジナル泡盛カクテルを披露。
クラシック部門最高賞の沖縄及び北方対策担当大臣賞には、瀬名波美江さん(Bar Eau de Vie/那覇市)のGlory Ship(グローリー・シップ)が選ばれた。
日本バーテンダー協会は、泡盛カクテルの礎を築いたいわば泡盛カクテル発祥の団体である。弊紙においても今からおよそ40年前の1977年に泡盛カクテルのレシピを紹介している。その後沖縄支部が発足し支部長となった平良玄一氏を中心に30年以上泡盛カクテルの普及、発展に尽力してきた。
アワモリカクテルコンペティションとして25年目を迎える本大会について、審査員長である山内司沖縄支部長は、次のように講評した。
「アワモリカクテルコンペティションが始まった25年前には、未熟な選手も多かったように思います。それこそ服装から。磨かれた靴、プレスの利いたズボンそしてシャツを着る、別に高級なシャツやズボンでなくていいんです。きちんと手入れがされた服装ができるかどうか、そういうところからの意識の落とし込みが必要でした。そしてそこから皆さんはいい形で、どんどん成長していると思います。
ただ、それだけではダメだと思います。
今回の大会の場合、シェイキングについて問題がありました。皆さん、いろいろな演技やリズムがあるかとは思いますが、そこを重視するあまりシェイキングが少なくなってしまうという形でしわ寄せがきている方が見受けられました。多くの選手のカクテルが完全には冷えてない状態でした。
ですので、もう一度、方向性を見直し、どこに技術を蓄えるべきなのか、どこにリズムを持っていくべきなのか、そして十分に冷えたカクテルをお客様に出せるかどうか、また、シェイキングしているときの表情についても、目の前にお客様がいることを意識して、そういうことを一つ一つ考えた上で、また来年、再来年と成長していくバーテンダーになってほしいと思います。」
以上。
各部門の受賞者は以下の通り(敬称略)。
クラシック部門
◆沖縄及び北方対策担当大臣賞
瀬名波 美江(Bar Eau de Vie/沖縄)
◆内閣府沖縄総合事務局長賞
普天間 裕貴(Jr,s Bar TENDER/沖縄)ショートカクテル部門
田高 真一(Bar BOBBY’S/沖縄)ロングカクテル部門
◆沖縄県知事賞
佐藤 文哉(Bar Tiare/東京)ショートカクテル部門
名嘉真 梨恵(Bar Too/東京)ロングカクテル部門
◆沖縄市長賞
岩田 大幸(THE NAHA TERRACE/沖縄)ショートカクテル部門
中村 智明(Bar Alchemist/沖縄)ロングカクテル部門
◆沖縄県酒造組合会長賞
西崎 宏幸(Bar Foresut Chair/沖縄)
富山 文人(Bar Daisy/沖縄)
◆日本酒類販売株式会社賞
浦田 杏(Bar Eau de Vie/沖縄)
仲里 和志(Jr,s Bar TENDER/沖縄)
◆Marie Brizard 賞
上原 健(Bar Accord/沖縄)
中川 英朗(パシフィックホテル沖縄/沖縄)
フレアテェンディング部門
◆沖縄市長賞(第1位)
高山 公寿(Bar Alchemist/沖縄)
◆沖縄県酒造組合会長賞(第2位)
中村 智明(Bar Alchemist/沖縄)
◆日本酒類販売株式会社賞(第3位)
ハウク健太ノア(Bar Hammock/沖縄)
◆Marie Brizard賞(第4位)
安里 大輝(屋台村HAMMOCK/沖縄)
◆オーディエンス賞
上原 健(Bar Accord/沖縄)