2016離島フェアで泡盛島巡り<前編>(文/嘉手川学)

   

石垣島の八重泉酒造のあとは久米島エリアへ直行。最初に向かったのが米島酒造。この酒造所もていねいな酒造りで、県内県外にも多くのファンを持つ酒造所だ。おすすめは年に一度しか詰めないという「米島 720ml 40度」。その年のタイ米の出来や島の気候風土によって酒質が変わるのを活かしてビン詰めしている。出来た泡盛の酒質に合わせたイメージによってボトルの色も変えているという。シリアル番号付きの限定ボトルのために、毎年それを狙うファンもいる。今回、試飲した味は香りが華やかで、40度とは思えないほど飲み口は軽く甘くマイルドで、それを追いかけるようにコクと厚みが感じられてくる。

酒造所と同じ名前の銘柄の「米島」。毎年、酒質は違うというが美味しさには変わりがない。

酒造所と同じ名前の銘柄の「米島」。毎年、酒質は違うというが美味しさには変わりがない。

思わず、もう一度確認のために試飲をお代わり。次は青いボトルが印象的な「久米島 720ml 30度」。一般酒に古酒をブレンドしたしっかりとした味わいで、甘みがありわりとサッパリとして飲みやすい。ボトルのイメージから女性にも人気だという。人気があるといえば「美ら蛍 720ml 30度」もおすすめ。やわらかな口当たりで飲みやすいのにしっかりとコクと旨みがある。泡盛は苦手だけどこれは好きというファンもいるという。

ラベルの女性のイラストは不思議な魅力があり、一部では美人ボトルと呼ばれている。

ラベルの女性のイラストは不思議な魅力があり、一部では美人ボトルと呼ばれている。

若い女性を中心に人気が出てきている銘柄。

若い女性を中心に人気が出てきている銘柄。

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