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アーカイブ:2005年
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YS-11就航間もない頃~妻と次女に見送られ与那国ヘ~
【2005年12月号の続き】先ず順序としては本島北部の宜名間酒造所からいくべきであるが、「よもやま話」だからあちこち話は飛んでいく。日本国産のYS11が就航間もない頃だから今から38年も前の事になろうか。貧乏のドン底に喘… -
安波部落の青年遣は強い~中南部旅行へも“まさひろ”~
【2005年10月号の続き】私も琉球古典を少しは出来るので、那覇から水牛の角で作ったバチを持参して来ていたので、カメラバッグからそれを取り出して2~3曲弾きながら彼等の面白おかしい話につられてグイグイ。そのうちカチャーシ… -
部落ごと泡盛は“まさひろ”~それ以外は絶対飲みません~
【2005年9月号の続き】初めて国頭村の安波部落を訪ねたのは、今から34年も前のことであった。きっかけは「泡盛まさひろ」こと合資会社比嘉酒造(現まさひろ酒造株式会社)の比嘉昌広社長(故人)と同社長室での雑談であった。安波… -
泡盛製造業者が金借りる~昔のバサムチャーは知恵者~
沖縄がのどかで、人々がのびのびと生活を営んでいた時代、勿論軍靴の音も聞こえない戦前の古き良き時代の話・・・。瑞穂酒造の先々代社長、玉那覇有義さん(故人)から生前聞いた話によると、その頃のバサムチヤー(馬車引き)が現在の泡… -
神奈川泡盛文化の会で講演~神村酒造の会長営業部長に感謝~
神奈川の「泡盛文化の会」の仕掛け人、掛田勝朗さんからその発足当初から一度はぜひ横浜に来て泡感講話をして欲しい、との要望があった。ハイ、行くようにします、とその都度返事をしていたが、私は船での旅は楽しいがヒコーキでのそれは… -
あなたの顔つきが悪い~新聞はすばらしいが返す~
しつこいようだが、今回もまたクース談義をしてみたい。或る国産ウイスキーメーカーが以前週刊誌でこう述べていた。「ウイスキーは樽からびん詰めにすると熟成は止まる」というのである。つまり、びんの中ではもはや熟成はしないというこ… -
沖縄で唯一の極上クース~去る大戦で生き残る識名の壷~
ここに紹介するのはクースジャキの極付である。昭和48年6月1日付の小紙第25号に「この酒、100歳です」の見出しで100年クース記事が載っている。トップリードに曰く「遠く琉球王朝時代から珍重されてきた琉球泡盛も何百年もの… -
古酒は多量に作ることだ~奥が深くて決して簡単でない~
【2005年3月号の続き】 松山王子尚順遺稿から男爵の古酒づくりの話をしてみたい。松山王子尚順遺稿 その1 「私が古酒を作り初めた動機と其法を話す事にしよう。私… -
クースの理論付けは尚順~10年先の市場展開が正念場~
クース(長期間貯蔵した熟成酒) 時代の到来である。県内外を問わず飲む人、たしなまない人も自分流のクースづくりが盛んである。地域によっては月に1回20人ぐらいが相集い、5,000円~10,000円を出し合いクジで当った人は… -
泡盛は先ず飲ませること~安元さん、あの酒もっとない?~
1982年1月25日付の小紙第64・65合併号に「琉球泡盛への提言」という見出しで、株式会社沖縄三越の当時の代表取締役専務だった安元誠四郎さんという方の寄稿文が掲載されている。その中で同氏は琉球泡盛は「先ず飲ませること」…