戦後ようやく、といってもごく近年になって琉球泡盛の真価が再認識されるようになって来たことは業界始め吾々沖縄経済発展のためにも喜ばしい現象である。500年の伝統を誇る、吾々の祖先が残してくれた偉大な基幹産業等々、いい古されていてしかも今尚その言葉自体PRされてきている琉球泡盛。
ただ飲む、飲まされて嬉しがっているだけでは吾々消費者も同時に祖先に対して申し訳ない話。少くても500年前とはいわんまでも、戦前の泡盛の状態までは知ることが出来る、又知りたい、或いは吾々沖縄の人にとっては知らなければならない?のが琉球泡盛の歴史である。
ことに本紙創刊1周年を記念して座談会をもち、戦前、琉球泡盛メーカーとしてトップで活躍された(注:佐久本氏は現役)方々に一夕、琉球料理店“風味”にお集リをお願いしし、戦前の泡盛について大いに語っていただき、現業者への建設的なご意見等も拝聴致しました。愛飲家の知識の一端、メーカーの参考になれば幸いである。題して“琉球泡盛の今昔”
以下より対談が始まります。
無益な競争を切り抜ける
男武政経済部長と言ってね
漢那将軍にしかられる
“ほがらかな酔い 飲むなら泡盛”
泡盛はひと月もおけば立派な古酒
過渡期は過ぎた、嗜む時代
元旦の拝賀式もフイに
頭が悪いなぁンチョー
吉村署長に胸像おくる
南方進出を図れ
鹿児島の県外移出の1割足らず
鹿児島を見習うべき
原料米の研究もやっていく
現在生産高は約4万