本土、ビール1人当たり消費量、昭和43年度は前年比で減(昭和44年11月1日)
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[公開・発行日] 1969/11/01
[ 最終更新日 ] 2015/11/21 - 泡盛検定
ビール酒造組合がこの程調査した昭和42年と43年度の国民1人当りのビール消費数量(大瓶換算)をみると、昭和42年には37.9本であったのが、昭和43年には37.3本と僅か0.6本とはいえ減少している。
これを国税局別に分類してみると
◆東京は51.8本から50.3本
◆関信越は28.2本から26.9本
◆大阪局は46.6本から45.8本
◆仙台局は27.1本から28本
◆名古屋局は35.4本から33.7本
◆金沢局は29.7本から30.5本
◆広島局は37本から36.6本
◆高松局は29.6本から29.9本
◆福岡局は34.9本から34.2本
◆熊本局は25.2本から25.4本
になっている。
これから判断すると、全国主要都市をかかえている国税局では大きく減少しているのに対し、地方では減少率がやや低い。これを県別にみると六大都市は1年間で1~2本減っており、他の主要都市でも1本弱は減っているが、いずれにせよ、清酒の絶対的な地域ではビールは弱い。
なお、1人当たりの消費本数の多い地域と逆に少ない地域をみると次のようになっている。
<上位10県>
◆東京 60.1本
◆大阪 56.2本
◆広島 44.2本
◆神奈川 42.4本
◆京都 40.8本
◆山口 40.4本
◆北海道 37.8本
◆福岡 37.5本
◆愛知 36.7本
<下位10県>
◆鹿児島 23.2本
◆三重 23.9本
◆栃木 24.0本
◆山形 24.2本
◆茨城 24.5本
◆滋賀 24.9本
◆群馬 25.0本
◆長野 25.0本
◆福島 25.0本
◆熊本 25.2本
その他、昭和43年度分が昭和42年度に比較して増えている県と遥かに減少している上位と下位十県をみると次のようになっている。
<増加した上位10県(増加率)>
◆岩手 7.7%
◆富山 6.6%
◆青森 5.8%
◆徳島 4.8%
◆福島 4.4%
◆山形 3.4%
◆石川 3.4%
◆宮崎 3.4%
◆愛媛 2.4%
◆山口 2.1%
<減少した上位10県(減少率)>
◆奈良 10.8%
◆山梨 9.7%
◆群馬 8.7%
◆長野 7.7%
◆和歌山 5.8%
◆岐阜 5.4%
◆静岡 5.1%
◆栃木 5.0%
◆三重 5.0%
◆埼玉 4.8%。